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J-GLOBAL ID：201502228749356553   整理番号：15A0289500

擬人化の光と影:パレイドリア現象からの考察

Pros and cons of anthropomorphism: a view from pareidolia phenomenon

著者 (3件)： 高橋康介 (東大 先端科学技術研究セ) ,  渡邊克巳 (東大 先端科学技術研究セ) ,  渡邊克巳 (JST-CREST)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 351(CNR2014 16-26)  ページ： 13-18  発行年： 2014年11月27日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒトとマシンのインタラクションでは,ユーザの認知特性を考慮したインタフェース設計が不可欠である。この際,マシンの機能だけでなく,見た目や外観も使いやすさや主観的印象を大きく左右する。工学的研究ではマシンの外観を擬人化することでユーザが直観的,効率的に使える操作性の高いインタフェースの開発が進められている。一方で認知心理学・認知神経科学の研究からは,擬人化された対象をヒトがどのように知覚し,その結果として行動がどう変化するのかについて明らかにされつつある。このような認知特性の理解は効果的なインタフェースの開発に不可欠であり,本稿では擬人化された対象の認知処理過程に関してパレイドリア現象を用いた実験研究を中心に概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *メタファ ,  *協力 ,  設計 ,  操縦性 ,  心理学 ,  特性 ,  *マンマシンインタフェイス ,  人間機械系 ,  認知科学 ,  *人間機械協調 ,  インタフェイスデザイン
準シソーラス用語： インタフェイス設計 ,  パレイドリア現象 ,  *擬人化 ,  操作性 ,  認知心理学 ,  認知特性

分類 (3件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  科学技術政策・制度・組織  (IA01020L) ,  研究開発  (JA01040I)

引用文献 (32件)：

• 大澤隆博,“人工知能はどのように擬人化されるべきなのか?:人の擬人化傾向に関わる知見と応用,“人工知能学会誌,vol.29, no.2, pp.182-189, 2014,
• F. Heider and M. Simmel, “An Experimental Study of Apparent Behavior,“ The American Journal of Psychology, vol.57, no.2, pp.243-259, 1944.
• A. Michotte, The perception of causality., Basic Books, 1963.
• B. Scholl and P. Tremoulet, “Perceptual causality and animacy.,“ Trends in cognitive sciences, vol.4, no.8, pp.299-309, Aug. 2000.
• B.J. Scholl and T. Gao, “Perceiving animacy and intentionality: Visual processing or higher-level judgment,“ Social perception: Detection and interpretation of animacy, agency, and intention, eds. by M.D. Rutherford and V.A. Kuhlmeier, pp.197-230, Cambridge, MA: MIT Press, 2013.

タイトルに関連する用語 (3件)： 擬人化 ,  影 ,  現象