文献

J-GLOBAL ID：201602202193287246   整理番号：16A0145692

「照明」に革命を起こす有機EL

OLED as a Next Generation Lighting

著者 (1件)： 硯里善幸 (山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター)
資料名： 電気設備学会誌  (Journal of the Institute of Electrical Installation Engineers of Japan)
巻： 36  号： 1  ページ： 8-11 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0947B  ISSN： 0910-0350  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機EL素子はOLEDとも呼ばれ,無機LEDと同様の原理で発光する有機物で構成した発光デバイスである。ここでは有機ELの特徴,およびその高効率化を詳細に述べ,有機ELパネルの応用例を示した。代表的な有機EL素子構造を示し,無機LEDと比較して,そのフレキシブル化や大面積の可能性などの利点や特徴を示した。有機ELが,新たなデバイスとして普及するためには,新しい特徴(付加価値)が必要である。達成可能な新たな特徴として,フレキシブル有機EL開発が必要である。フレキシブル有機EL照明の課題として,水分や酸素に弱いこと,有機EL薄膜が物理的に脆いことの2点がある。性能向上に加え,パネル価格が低下すれば,輸送機器などにいち早く採用されるだろう。最後に有機EL照明の応用について述べた。

シソーラス用語： *エレクトロルミネセンス ,  *発光ダイオード ,  有機物 ,  効率化 ,  パネル ,  素子構造 ,  付加価値 ,  柔構造 ,  *照明器具 ,  有機材料 ,  装置 ,  *有機EL ,  *有機EL素子 ,  有機薄膜 ,  運輸機器 ,  改変
準シソーラス用語： OLED ,  輸送機器 ,  有機ELパネル ,  *有機EL照明

分類 (2件)： 光源,照明器具  (NB12020F) ,  発光素子  (NC03082G)

引用文献 (8件)：

• N.Aizawa, Y.-J.Pu. M.Watanabe, T.Chiba, K.Ideta, N.Toyota, M.Igarashi, Y.Suzuri, H.Sasabe, and J.Kido Neture Commun., 5, 5756(2014)
• C.W.Tang and S.A.VanSlyke, Appl.Phys.Lett., 51, 913 (1987)
• M.A.Baldo, S.Lamansky, P.E.Burrows, M.E.Thompson and S.R.Forrest, Appl.Phys.Lett., 75, 4 (1999)
• C.W.Lee and J.Y.Lee, Adv.Mater., 25, 5450 (2013)
• K.Yamae, V.Kittichhungchit, N.IDE, M.Ota and T.Komoda, SID 2014 digest

タイトルに関連する用語 (2件)： 照明 ,  有機EL