抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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本論文では,指向性離散コサイン変換(DDCT:Directional Discrete Cosine Transform)を拡張した双直交指向性離散コサイン変換(BDDCT:Biorthogonal DDCT)を提案する。DDCTは,直交行列である離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)と離散サイン変換(DST:Discrete Sine Transform)の並列可分型二次元変換によって構成され,画像のテクスチャが持つ多方向の指向性を解析できる利点を持つ。本論文では,DCTとDSTが変調フィルタバンクの特殊例であるとみなし,そのプロトタイプフィルタのパラメータを与える正則行列をDCT/DSTに乗じることで,指向性を維持したまま,DDCTよりも高い性能(符号化利得等)を有する双直交変換を実現する。BDDCTの性能評価として画像復元に適用し,DDCTに比べて高い復元性能を有することを示す。(著者抄録)