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J-GLOBAL ID：201602247494110257   整理番号：16A0801380

植物の非糖質系天然甘味成分の生合成

Biosynthesis of Plant-Derived Natural Zero-Calorie Sweeteners

著者 (3件)： 關光 (大阪大 大学院工学研究科) ,  田村啓太 (大阪大 大学院工学研究科) ,  村中俊哉 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： Foods & Food Ingredients Journal of Japan  (Foods & Food Ingredients Journal of Japan)
巻： 221  号： 3  ページ： 225-231  発行年： 2016年08月01日 
JST資料番号： S0046A  ISSN： 0919-9772  CODEN： FFIJER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステビア,ラカンカ,カンゾウが生産する非糖質の天然甘味料成分の生合成について,酵素の機能,遺伝子同定の現状を紹介した。酵母にカンゾウの遺伝子を導入して,グリチルリチン生合成中間体のグリチルリチン酸の生合成が成功している。さらに天然甘味料の構造を変化させて,より強力な甘味料の生合成も可能になった。この種の遺伝子技術による新規甘味料の,食品添加物としての受け入れはなお問題があろう。しかし例えばカンゾウの場合,資源的な制約から供給不足があり,バイオテクノロジー利用の生産で代替できる可能性もあろう。

シソーラス用語： *甘味料 ,  成分 ,  *生合成 ,  ステビア属 ,  カンゾウ ,  酵素反応 ,  酵素利用反応 ,  同定 ,  酵母 ,  遺伝子導入 ,  中間体 ,  遺伝子操作 ,  食品添加物 ,  *バイオテクノロジー ,  植物成分 ,  羅漢果 ,  遺伝子同定 ,  微生物 ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  五環トリテルペン
準シソーラス用語： Stevia

分類 (2件)： 食品添加剤  (FJ10020H) ,  天然有機化合物一般  (CF10010H)

物質索引 (1件)： グリチルリチン

引用文献 (27件)：

• M. Debnath, J. Med. Plant. Res., 2, 45-51(2008).
• J. Brandle, Can. J. Plant Sci., 79, 85-92(1998).
• J.E. Brandle, A. Richman, A.K. Swanson and B.P. Chapman, Plant Mol. Biol., 50, 613-622(2002).
• A.S. Richman, M. Gijzen, A.N. Starratt, Z. Yang and J.E. Brandle, Plant J., 19, 411-421(1999).
• T.V. Humphrey, A.S. Richman, R. Menassa and J.E. Brandle, Plant Mol. Biol., 61, 47-62(2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物 ,  糖質 ,  甘味成分 ,  生合成