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J-GLOBAL ID：201602251572074509   整理番号：16A1177717

海外におけるみどりの資産価値 ニューヨーク・ハイラインにおけるインフラ再利用を例に

著者 (1件)： 木村優介 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 公園緑地  (Parks and Open Space)
巻： 77  号： 2  ページ： 14-17  発行年： 2016年10月17日 
JST資料番号： S0423A  ISSN： 0287-9034  CODEN： KORYB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インフラ施設のシステム全体をランドスケープとして操作することで,柔軟性,機能性を一層高めるランドスケープ・インフラストラクチャーの概念が提示されている。本論では,こうしたインフラ施設に対するランドスケープ創出の事例として米国,ニューヨークにあるハイラインを取り上げ,ニューヨーク市の都市計画や各種制度とどのように関係しているのか,またその整備がいかにして周辺のまちの魅力や資産価値の向上につながったかについて論じた。本報告では,高架上空間の再利用過程の状況,周辺地区に対するハイラインの位置付け,所有権移転の合意形成と制度的枠組み,および整備後の開発の波及と価値の変化について紹介した。

シソーラス用語： 価値 ,  資産 ,  ニューヨーク州 ,  インフラストラクチャー ,  *都市景観 ,  都市計画 ,  高架橋 ,  都市空間 ,  地域 ,  *都市公園 ,  権利 ,  意思決定 ,  ニューヨーク市 ,  高架下 ,  *資産価値 ,  所有権 ,  合意
準シソーラス用語： ハイライン ,  合意形成 ,  周辺地域

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (7件)：

• Hung, Ying-Yu (2011) : Landscape Infrastructure: Systems of contingency, flexibility, and adaptability, Landscape Infrastructure: Case Studies by SWA, pp.14-19, Birkhäuser.
• Friends of the High Line (2012) : From 990, Internal Revenue Service.
• 福川裕一(1997):ゾーニングとマスタープラン-アメリカの土地利用計画・規制システム、学芸出版社.
• The City of New York and City Planning Commission (2009) : Zoning resolution (web version), Article IX, Special purpose districts, Chapter8: Special West Chelsea District.
• 木村優介、山口敬太、久保田善明、川崎雅史(2013):鉄道跡地の遊歩道利用におけるレールバンク制度の運用と有効性-ハイラインにおける制度的枠組み-、土木学会論文集D1(景観・デザイン)、Vol.69、No.1、pp.76-89.

タイトルに関連する用語 (4件)： 資産価値 ,  ニューヨーク ,  インフラ ,  再利用