抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ドローンで歩容認証を行うことを目指し,その観測視点選択のための認証性能評価を行う。ドローンは自由に移動可能なため,歩行者を様々な方向から撮影できる。歩容認証では,その観測視点によって認証精度が変わるため,適切な視点を選択することで高い精度での認証が可能になる。適切な視点を選択するためには,観測視点と認証精度の関係を知る必要がある。そこで,まず,全周認証性能評価をおこない,観測視点と認証精度の関係を明らかにする。また,ドローンは連続して複数の方向から歩行者を観測できるため,複数の観測視点から得られた歩容特徴を組み合わせて認証を行うことで認証精度の向上が期待される。そこで2視点からの認証を行い,その精度と1視点による認証精度からの向上率を検証する。その結果,全周認証性能評価では,俯角が小さいときには人物の前後から,俯角が大きいときには人物の後方から撮影すると高い認証精度が得られることが分かった。また,2視点からの認証では,俯角が小さいときには90°違いの2視点を,俯角が大きいときには人物の前後の2視点を選べば認証精度が向上することが分かった。(著者抄録)