抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,3Dプリンタの利用が拡大している。3Dプリンタは,数年前から航空機部品のようなロット数が少ないものに対して用いられていたが,最近では,BMWグループの自動車部品,アディダス社のシューズなどの量産品でも使用されるようになってきた。3Dプリンタで使用される材料についても,幅広く使用されているプラスチックに代表される高分子樹脂から,石膏材料,金属材料と拡大している。我々の研究グループ,ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)では,3Dプリンタが注目される前から,本技術を取り入れており,また世界に先駆けてゲルの3Dプリンタの開発を行ってきた。ゲルは,我々の研究室名にあるとおり,ソフトかつウェットな材料であり,人体と同様に,絡まり合った高分子鎖の中に溶媒を保持したものである。このゲルを直接3次元造形するためには,多くの手法・技術的課題が存在する本稿では,我々が開発している3Dゲルプリンタとその応用技術について紹介する。(著者抄録)