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J-GLOBAL ID：201902241452468389   整理番号：19A1061438

震災遺構の処置決定に向けた会議等における検討事項の変遷-石巻市震災伝承検討委員会資料の分析を通して-

著者 (2件)： 西坂涼 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  西坂涼 (日本学術振興会)
資料名： 都市計画報告集(CD-ROM)  (Report of the City Planning Institute of Japan)
号： 17  ページ： 400-403  発行年： 2019年04月25日 
JST資料番号： L4775B  ISSN： 1348-2858  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿は,震災遺構に関する石巻市震災伝承検討委員会の資料のコーディング分析を通して,震災遺構の処置決定に向けた検討事項及びボリュームの把握,その推移の可視化を実施。
・648件のコードから帰納的にカテゴリを生成した結果,事業,認識の形成,候補の選定,震災遺構の状態,市民,周囲との関係,整備,導入機能,運用,見学の10カテゴリを得たことを概説。
・石巻市震災伝承検討委員会は,伝承施策の一つとして石巻市が震災遺構を扱う最初の検討の場であり,市における震災遺構の認識の基礎が形成される場となったものと推察。
・石巻市が,震災遺構の処置の決定にあたり,震災遺構の定義や評価等のみならず,保存方法や費用を含む具体的な整備を想定した上で意思決定を行っていたことを解明。

シソーラス用語： *震災 ,  *遺跡 ,  *コーディング ,  宮城県 ,  *継承 ,  遺構 ,  石巻市 ,  東日本大震災
準シソーラス用語： 3・11大震災 ,  災害伝承

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (9件)：

• 西坂涼・古谷勝則(2018), 東日本大震災による震災遺構の保存実態 東北 3 県沿岸部を対象に, 日本建築学会, 日本建築学会大会学術講演梗概集(東北)2018年9月, pp.253-254
• 西坂涼・古谷勝則(2017), 東日本大震災の震災遺構の処置決定プロセスに関する調査報告その1-宮城県沿岸部における震災遺構の処置決定プロセスと住民意向聴取手法, 日本建築学会, 2016年度日本建築学会関東支部研究報告集II, pp.415-418
• 佐藤翔輔・今村文彦(2018), 石巻市における震災伝承・震災遺構に関する 3 つの検討会議の事例分析:会議手法に対する有効性の検証と配慮すべき点, 日本自然災害学会, 自然災害科学, 37 特別号, pp.47 -72
• Johnny Saldana(2015), The Coding Manual for Qualitative Researchers Third Edition, SAGE Publications Ltd, pp.102-105
• 石巻市, 石巻市震災伝承検討委員会(平成25年11月から平成26年12月), 日本語, http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/1005110 0/0080/20140811091301.html, 2019.1.7参照

タイトルに関連する用語 (8件)： 震災 ,  遺構 ,  処置 ,  会議 ,  石巻 ,  伝承 ,  資料 ,  分析