抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・このセンサの動作原理は箔検電器と類似しており,箔検電器では,負に帯電した物体が近づくと内部に正と負の電荷を誘起。
・本センサにおいては,負に帯電した物体が延長ゲートに近づくと,延長ゲートには正の電荷,ゲート電極には負の電界を誘起。
・有機半導体層には正の電荷を持つ正孔キャリアが誘起され,p型有機半導体の場合には電気伝導度によりドレイン電流が増加。
・有機トランジスタを用いて準静電界を検出し,近接センサとして応用することを検討。
・有機トランジスタに浮遊延長ゲート構造を設けて外部電界に対する感度を向上させ,さらに4×4のパッシブマトリックスを構築し,μmの厚さのデバイスでヒトの手の近接を2次元的にセンシングすることに成功。
・4×4パッシブマトリックスは手の位置や大きさを正しく反映しており,極薄状態においてもセンサが正常に機能していることが判明。
・最小で約200Vまでは明瞭なイメージングを行うことができたが,今後はより低電位状態でも検出可能とするための感度向上が必要。