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J-GLOBAL ID：202102278865096171   整理番号：21A3055968

都市ごみ処理施設および一般廃棄物埋立処分場からの排水に含まれるマイクロプラスチックの排出特性

Emission behaviors of Microplastics in Wastewater from a Municipal Solid Waste Treatment Plant and Landfill Sites

著者 (7件)： 河合泰志 (京大 大学院工学研究科) ,  大下和徹 (京大 大学院工学研究科) ,  日下部武敏 (京大 大学院工学研究科) ,  OLESZEK Sylwia (京大 大学院工学研究科) ,  田中周平 (京大 大学院地球環境学堂) ,  高岡昌輝 (京大 大学院工学研究科) ,  藤原拓 (京大 大学院工学研究科)
資料名： EICA  (EICA)
巻： 26  号： 2/3  ページ： 68-80  発行年： 2021年10月15日 
JST資料番号： L0678B  ISSN： 1342-3983  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年問題となっているマイクロプラスチック(MPs)について,都市ごみ処理施設1か所,一般廃棄物埋立処分場2か所の原水や処理水等に含まれる100μm~5mmのMPsを調査した。各排水試料中MPs個数濃度は0.032個/m³~2.1×10⁶個/m³の範囲にあり,排水処理により57~99.99%が除去されていた,MPs排出削減には凝集沈殿では不十分で,砂ろ過やキレート樹脂塔が有効であると考えられた。日本全国の都市ごみ処理施設,一般廃棄物埋立処分場からの排水経由での年間MPs排出インベントリは,一般廃棄物埋立処分場で1.0×10⁶~2.4×10⁶個/年,都市ごみ焼却施設で4.1×10⁷個/年と算出され,下水処理場からの処理水経由での年間MPs排出インベントリに比べて,1/1,000から1/100程度小さく,現時点では影響は小さいと推測された。(著者抄録)

シソーラス用語： 環境管理 ,  廃棄物管理 ,  水質管理 ,  都市ごみ ,  廃棄物処理施設 ,  廃棄物処分施設 ,  産業廃水 ,  プラスチック ,  特性 ,  濃度分布 ,  廃水処理 ,  分離効率 ,  *汚染源 ,  下水処理施設 ,  環境アセスメント ,  コンベヤ ,  原単位 ,  在庫量 ,  マイクロプラスチック ,  *廃プラスチック ,  管理 ,  施設 ,  廃棄物 ,  液状廃棄物 ,  産業廃棄物 ,  評価
準シソーラス用語： *高分子廃棄物 ,  排出特性 ,  排出原単位 ,  インベントリー

分類 (6件)： 環境問題  (SA01020V) ,  高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  ごみ処理  (SC05030O) ,  産業廃水処理  (SC03080D) ,  水質汚濁一般  (SB02010U) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (14件)：

• World Economic Forum : The New Plastics Economy : Rethinking the future of plastics, pp. 14 (2016)
• 山下麗,田中厚資,高田秀重, 海洋プラスチック汚染: 海洋生態系におけるプラスチックの動態と生物への影響,日本生態学会誌, Vol.66,No.1,pp.51-68(2016)
• Yang, Z., Lü, F., Zhang, H., Wang, W., Shao, L., Ye, J. and He, P., Is incineration the terminator of plastics and microplastics?, Journal of Hazardous Materials, Vol. 401, 123429, (2021)
• 廃棄物学会編: コンパクト版廃棄物ハンドブック, オーム社, pp.387-465 (1997)
• 坪井成浩,松藤敏彦,松尾孝之,カナバルエリザ,東條安匡,黄仁姫: コンバインド式メタン発酵施設におけるマテリアルフロー分析,第29回廃棄物資源循環学会研究発表会講演集, pp.277-278(2018)

タイトルに関連する用語 (7件)： 都市 ,  ごみ処理施設 ,  一般廃棄物 ,  埋立処分場 ,  排水 ,  マイクロプラスチック ,  排出特性