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J-GLOBAL ID:202202240582499407   整理番号:22A1215499

夏季の富士山頂における粒子数濃度の経年変化

Annual Trend of Aerosol Number Concentration at the Summit of Mt. Fuji During Summer of 2006-2019
著者 (9件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 36-44(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: L0641A  ISSN: 0912-2834  CODEN: EAKEEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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地球モデルにおける放射強制の信頼できる推定のために,主要な排出源地域である東アジア上空のエアロゾル濃度の時空間分布の理解を改善することが重要である。エアロゾル数濃度(N)の長期測定を2006~2019年の夏季に富士山(海面上3776m)の頂上で実施し,自由対流圏輸送が夜間の到着気団を支配した。15-149nm直径範囲の中央値N値は,観察期間において614cm-3から227cm-3に減少し,Nの減少率は核形成モード範囲で最大であり,その中央値は2019のN値が2006年よりも約5倍低かった。夜間における減少比率は,Aitkenと蓄積モード範囲の範囲内で,昼間におけるそれに類似した。夜間の減少は,東アジアを通してのエアロゾルと前駆体ガスの排出規制と,自由対流圏における新しい粒子形成の減少から生じる。昼間のNは,惑星境界層と自由対流圏における汚染物質の濃度の減少によって部分的に影響を受ける。自由対流圏における長期Nデータは気候モデルの検証に有用である。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (14件):
分類 (2件):
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粒状物調査測定  ,  気圏環境汚染 
引用文献 (32件):
  • Bahreini, R., Jimenez, J. L., Wang, J., Flagan, R. C., Seinfeld, J. H., Jayne, J. T. and Worsnop, D. R.: Aircraft-based Aerosol Size and Composition Measurements during ACE-Asia Using an Aerodyne Aerosol Mass Spectrometer, J. Geophys. Res. Atmos., 108, 8645 (2003)
  • Dal Maso, M., Kulmala, M., Lehtinen, K. E. J., Mäkelä, J. M., Aalto, P. and O’Dowd, C. D.: Condensation and Coagulation Sinks and Formation of Nucleation Mode Particles in Coastal and Boreal Forest Boundary Layers, J. Geophys. Res. Atmos., 107, 8097 (2002)
  • EDGAR (Emissions Database for Global Atmospheric Research): EDGAR v4.2 (2011), https://edgar.jrc.ec.europa.eu/overview.php?v=42(2011) (accessed 7, Jan 2018)
  • Fu, P., Kawamura, K., Chen, J. and Miyazaki, Y.: Secondary Production of Organic Aerosols from Biogenic VOCs over Mt. Fuji, Japan, Environ. Sci. Technol., 48, 8491-8497 (2014)
  • Hasegawa, T., Miura, K., Iinuma, K. and Kobayashi, H.: Measurement of Cloud Condensation Nuclei at the Summit of Mt. Fuji, Earozoru Kenkyu, 27, 189-196 (2012) (in Japanese)
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