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J-GLOBAL ID：200902211170078724   整理番号：09A0057923

X線CT法によるAEモルタル中の気泡分布観察

著者 (4件)： 杉山隆文 (北大 大学院工学研究科) ,  志村和紀 (北大 大学院工学研究科) ,  PROMENTILLA Michael A. B. (北大 大学院工学研究科) ,  畠田大規 (北大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 8  ページ： 99-104  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリートの耐凍害性を高めるには,適切な空気泡を導入することが重要である。X線マイコロCT装置を使用して,AEモルタル中の気泡分布の立体観察を行った。結合材の種類は,普通ポルトランドセメントおよびフライアッシュである。得られた主な知見は,1)X線CTを用いると,直径が10μm以上の気泡の立体観察が可能である,2)AEモルタル中では,等価直径が40μmの気泡が多く分布していた,3)フライアッシュを混和してもAE剤を使用することで,空気量の確保と気泡数が増加し,凍結融解作用に対して十分な抵抗性を示すと考えられる。

シソーラス用語： *モルタル ,  *凍害 ,  *X線CT ,  気泡 ,  凍結融解 ,  ポルトランドセメント ,  フライアッシュ ,  空気量

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建設材料試験  (RA06020D)

引用文献 (4件)：

• 鎌田英治: セメント硬化体の微細構造とコンクリートの凍害, コンクリート工学, Vol.19, No.11, pp. 36-42, 1981.
• Uchikawa, H.: Similarities and Discrepancies of Hardened Cement Pastes, Mortar and Concrete from the Standpoints of Composition and Structure, 小野田研究報告, 第40巻, 第2冊, 第119号, pp. 1-35, 1988.
• 桜井邦昭, 近松竜一, 入矢桂史郎: ポゾラン高含有セメントを用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に関する一考察, コンクリートの凍結融解抵抗性の評価方法に関するシンポジウム論文集, pp. 43-48, 2007.
• Promentilla, M. A. B., Sugiyama, T., Hitomi, T. and Takeda, N.: Characterizing the 3D pore structure of hardened cement paste with synchrotron microtomography, Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.6, No.2, pp. 273-286, 2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： X線CT ,  AE ,  モルタル ,  気泡 ,  分布 ,  観察