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J-GLOBAL ID：200902215049003577   整理番号：08A1213943

チタン被覆による長寿命・高耐食キャニスタの成立性評価

著者 (3件)： 古谷正裕 (電力中研) ,  常磐井守泰 (電力中研) ,  三枝利有 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所原子力技術研究所研究報告  (CRIEPI Report. L (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： L07013  ページ： 30P  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： L2958B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステンレス鋼キャニスタをチタン被覆する核燃料長期保管のための概念を提案した。開発課題として,製造性については,溶接条件の最適化および溶接部の強度評価,密閉性に関しては,チタン/チタン溶接部の耐食性およびチタン/ステンレス鋼溶接部の耐食性を対象とした。これらの課題に対して基礎実験を実施した結果,成立性の見通しを得た。提案するチタン被覆工法のキャニスタ製作費は約600万円であり,上蓋と胴部の一部を軟鋼に変更することにより,約500万円となる。また,将来のキャニスタ概念として,チタン/ステンレス鋼クラッド材を使用した構造概念を示したが,コストが1400万円と高いことなど,解決すべき課題がある。

シソーラス用語： *使用済燃料要素 ,  被覆材 ,  チタン ,  ステンレス鋼 ,  *キャニスタ ,  耐食性 ,  耐久性 ,  溶接条件 ,  溶接部 ,  強度 ,  気密性 ,  原価低減 ,  応力腐食割れ ,  キャスク ,  コンクリート構造

分類 (1件)： 核燃料のその他の事項  (MD08060N)

引用文献 (11件)：

• 有冨正憲, 重留義明他,「リサイクル燃料資源の確かな安全備蓄に向けて--使用済燃料中間貯蔵の現状と対策」, 日本原子力学会誌, 48, 9(2006), 637-660.
• Saigusa, T., “Current status of interim spent fuel storage first in Japan”, Proc. International Seminar on Interim Storage of Spent Fuel (ISSF) 2006, II-2-1(2006),(CD-ROM Pubilication).
• Tokiwai, M., Kimura, H. and Kusanagi, H., “The Amount of Chlorine Contamination for Prevention of Stress Corrosion Cracking in Sensitized Type 304 Stainless Steel”, Corrosion Science, 25, 8/9, pp. 837-844.
• 原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会,「コンクリートキャスクを用いる使用済燃料貯蔵施設 (中間貯蔵施設) に係る技術検討報告書」, Technical report, 総合資源エネルギー調査会 (2004).
• (社) 日本機械学会,「使用済燃料貯蔵施設規格コンクリートキャスク、キャニスタ詰替装置およびキャニスタ輸送キャスク構造規格」, Technical report (2003).

タイトルに関連する用語 (5件)： チタン ,  長寿命 ,  高耐食 ,  キャニスタ ,  評価