文献

J-GLOBAL ID：200902231477153449   整理番号：09A0165388

球面収差補正高分解能透過型電子顕微鏡によるL1₀タイプFePdナノ粒子の原子構造イメージング

Atomic structure imaging of L1₀-type FePd nanoparticles by spherical aberration corrected high-resolution transmission electron microscopy

著者 (3件)： SATO Kazuhisa (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ., Sendai 980-8577, JPN) ,  KONNO Toyohiko J. (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ., Sendai 980-8577, JPN) ,  HIROTSU Yoshihiko (The Inst. of Scientific and Industrial Res., Osaka Univ., Ibaraki 567-0047, JPN)
資料名： Journal of Applied Physics  (Journal of Applied Physics)
巻： 105  号： 3  ページ： 034308  発行年： 2009年02月01日 
JST資料番号： C0266A  ISSN： 0021-8979  CODEN： JAPIAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： FePdナノ粒子の原子構造を球面収差(C_s)を補正した高分解能透過型電子顕微鏡によって検討した。化学的な秩序に起因する原子の周期的配列は補正したC_sの小さい負の値のため明るいコントラストとしてはっきりと見えた。光学的なデフォーカス(Scherzerデフォーカス)の量はC_sの値が小さいことによって著しく減少した。結晶性粒子と非晶質媒質との界面も小さいでフォーカス値で,偽像もなく観測された。再構築された位相画像は投影された試料内のポテンシャル分布を直接示し,化学秩序による元素の差異を示すものであった。粒子サイズが約5nm以下のときは明確な長距離秩序が失われており,局所的に秩序化した混合相粒子が支配的になり始める。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 鉄含有合金 ,  *パラジウム合金 ,  金属間化合物 ,  *ナノ粒子 ,  蒸着膜 ,  *結晶構造解析 ,  電子顕微鏡観察 ,  球面収差 ,  焦点合せ ,  長範囲規則度 ,  サイズ効果 ,  磁性合金
準シソーラス用語： L10型金属間化合物 ,  デフォーカス

分類 (2件)： 金属の結晶構造  (BK06000V) ,  磁性材料  (NA04040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 球面収差補正 ,  高分解能透過型電子顕微鏡 ,  タイプ ,  ナノ粒子 ,  原子構造 ,  イメージング