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J-GLOBAL ID:200902241400691869   整理番号:09A1084874

交信撹乱剤を基幹とした減農薬防除体系による茶害虫クワシロカイガラムシの密度抑制 平成21年度

著者 (1件):
資料名:
号: 526  ページ: 13P  発行年: 2009年08月 
JST資料番号: J1576A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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茶害虫クワシロカイガラムシは,10アールあたり1000Lもの殺虫剤の散布が必要な茶樹の難防除害虫である。クワシロカイガラムシの土着天敵も確認されているが,農薬散布による影響を受けやすいため,土着天敵を保護し,活動を活発化させるためにも殺虫剤の散布回数を削減することが必要である。本研究では,クワシロカイガラムシの密度抑制効果を図るため,ハマキガ類の交信撹乱フェロモンを利用した減農薬防除体系を導入して調査を行った。牧野原市布引地区の茶園約13ヘクタールに,5年間にわたり交信撹乱剤を設置した結果,チャノコカクモンハマキ,チャハマキともに慣行防除区と同等以上の密度抑制効果を確認した。撹乱剤の処理本数は交信撹乱効果調査から10アールあたり250本が適当であると考えられた。交信撹乱区ではクワシロカイガラムシが低密度で推移したが,これは殺虫剤の散布回数削減に伴い土着天敵であるチビトビコバチへの影響が少なく,寄生率が高まったためであると考えられた。研究の結果,クワシロカイガラムシの密度抑制には交信撹乱剤を利用した減農薬防除体系の導入は望ましいことが明らかになった。
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分類 (3件):
分類
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植物の病虫害防除一般  ,  し好料作物  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (3件):

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