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J-GLOBAL ID：200902250337095834   整理番号：09A0057965

鉄筋腐食RCはり供試体に関する共通試験による曲げ耐荷特性の検討

著者 (5件)： 三方康弘 (大阪工大 工) ,  中村英佑 (土木研 構造物メンテナンス研究セ) ,  小林孝一 (岐阜大 工) ,  黒田一郎 (防衛大 システム工学群) ,  下村匠 (長岡技科大 環境・建設系)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 8  ページ： 383-390  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土木学会「材料劣化が生じたコンクリート構造物の構造性能研究小委員会」では,鉄筋の腐食量と耐荷性能の関係に与える腐食分布の影響を明らかにすることを目的として,鉄筋腐食RC梁の載荷実験に関する共通試験方法を提案している。本論では,実験条件を共通化した鉄筋腐食RC梁供試体に対して全国9つの研究機関で載荷実験を行い,曲げ耐荷特性と腐食量の関係を主鉄筋の質量減少率や腐食鉄筋断面積との関連で検討した。この結果,以下のようなことが分かった。1)質量減少率の増加に伴って,降伏,最大荷重の低下が顕著となり,ばらつきが大きくなる。2)全機関の健全供試体の平均値を基準とした場合の最大荷重比は,各機関の健全供試体の平均値を基準とした場合と比べてばらつきが大きい。3)鉄筋破断で終局に至った供試体のほとんどは,スパン全長の主鉄筋の質量減少率がおおむね25%以上となった。

シソーラス用語： *腐食 ,  質量欠損 ,  重量損失 ,  *耐荷力 ,  破壊モード ,  載荷試験 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  梁 ,  試験 ,  劣化 ,  *金属腐食
準シソーラス用語： *曲げ耐力 ,  *試験方法 ,  質量損失 ,  *鉄筋腐食 ,  腐食減量

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (5件)：

• 日本コンクリート工学協会: コンクリート構造物のリハビリテーション研究委員会, 委員会報告書, 1998. 10
• 日本コンクリート工学協会: コンクリート構造物の長期性能照査支援モデルに関する委員会報告書, 2004. 10
• 土木学会; 材料劣化が生じたコンクリート構造物の構造性能, コンクリート技術シリーズ71, 2006. 9
• 土木学会: 2007年制定コンクリート標準示方書[設計編: 本編], pp. 128-137, 2008. 3
• 田森清美, 丸山久一, 小田川昌史, 橋本親典: 鉄筋の発錆によるコンクリートのひびわれ性状に関する基礎研究, コンクリート工学年次論文報告集,Vol.10, No.2, pp. 505-510, 1988.

タイトルに関連する用語 (5件)： 鉄筋腐食 ,  RCはり ,  供試体 ,  試験 ,  曲げ