抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
堆積軟岩の体積ひずみ挙動と透水性の相互関係を解明することを目的として,軽石凝灰岩を用いた供試体による室内三軸せん断-透水試験を実施した。その結果,せん断が進むにつれて体積ひずみと透水係数が共に増加することが確かめられた。また,全ての供試体に明瞭なクラックが見られた。クラックと透水性との関係を調べるために有限要素法を用いた二次元定常飽和浸透流解析を実施した。解析の結果,透水性の増大は,クラックが進展して水みちが形成されるためであることを説明できた。しかし,ある体積ひずみレベル以降における透水性の急激な増加については,説明できなかった。今後,ダイレイタンシーの変化を考慮した詳細な解析が必要である。