抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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熱水貯蔵システムにおける岩盤空洞は,長期間にわたり熱,水,応力の影響を受けるため,これらは空洞の長期安定性を評価するための重要な要因である。著者らは,花崗岩と砂岩を用いた室内実験を行い,熱および水の影響を受ける岩石の力学特性を調べた。その結果,熱水環境下では岩石の一軸圧縮強度および弾性係数は,時間の経過に伴って低下することが分かった。また,花崗岩を用いた一軸圧縮クリープ試験を実施し,ひずみ速度は高温下では常温下より大きいことが確かめられた。クリープ試験結果を用いて,熱水を貯蔵した岩盤空洞の2次クリープ挙動を解析した。その結果,内空変位が貯蔵1000日後には空洞内径の約2%となることが分かった。