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J-GLOBAL ID：201002225075593451   整理番号：10A0055872

住宅密度が自動車利用とエネルギー消費量に与える影響

著者 (1件)： 岩田和之 (日本学術振興会)
資料名： 季刊住宅土地経済  (住宅土地経済)
号： 75  ページ： 36-39  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： L6043A  ISSN： 0917-3498  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 住宅密度が自動車利用とエネルギー消費量に与える影響について,Brownstone and Golobモデルの内容を紹介した。世帯レベルのサーベイデータを用いて,モデルを構築した。その際,1)自己選択バイアス,2)社会経済コントロール変数,3)選択する自動車の性質,の3つのポイントを重視した。分析に用いたデータは,米国運輸省が5年ごとに実施しているカリフォルニア州2001年版(NHTSCA)である。構造モデルの推定結果から,1)住宅密度が高い地域に住む人ほど,その燃料消費量は減少する。2)この減分は,2つの経路(住宅密度が高いほど,そこに住む世帯の走行距離は短くなる経路,高燃費自動車を選択していることによるもの)から構成されている。

シソーラス用語： *自動車 ,  *エネルギー消費 ,  *走行距離 ,  スプロール ,  パーソントリップ調査 ,  都市政策 ,  人口密度 ,  地球温暖化 ,  アクセシビリティ
準シソーラス用語： エネルギー消費量 ,  コンパクトシティ ,  移動距離 ,  公共交通機関 ,  構造モデル

分類 (3件)： 住宅問題  (RD03020R) ,  運輸交通・サービス一般  (TA01010L) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B)

引用文献 (5件)：

• Boarnet, M. and S. Sarmiento,(1998) “Can Land-Use Policy Really Affect Travel Behavior?; A Study of the Link between Non-Work Travel and Land-Use Characteristics,” Urban Studies, vol.35, pp. 1155-1169.
• Breheny, M.(1995) “The Compact City and Transport Energy Consumption,” Transactions of the Institute of British Geographers, vol.20, pp. 81-101.
• Bryan, K. A., B. D. Minton, and P. G. Sarte (2007) “The Evolution of City Population Density in the United States,” Federal Reserve Bank of Richmond Economic Quarterly, vol.93, pp. 341-360.
• Fang, A.(2008) “A Discrete-Continuous Model of Households’ Vehicle Choice and Usage, with an Application to the Effects of Residential Density,” Transportation Research part B, vol.42, pp. 736-758.
• Yamamoto, T.(2009) “Comparative Analysis of Household Car, Motorcycle and Bicycle Ownership between Osaka Metropolitan Area, Japan and Kuala Lumpur, Malaysia,” Transportation, vol.36, pp. 351-366.

タイトルに関連する用語 (4件)： 住宅 ,  密度 ,  自動車 ,  エネルギー消費量