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J-GLOBAL ID：201002242638836560   整理番号：10A0977392

樹幹注入剤によるカツラマルカイガラムシ防除法の検討

著者 (4件)： 岡田充弘 (長野県林総セ) ,  齊藤正一 (山形県森林研究研修セ) ,  小山泰弘 (長野県林総セ) ,  佐藤淳司 (ニッソーグリーン)
資料名： 樹木医学研究  (Tree and Forest Health)
巻： 14  号： 3  ページ： 110-112  発行年： 2010年07月31日 
JST資料番号： L4308A  ISSN： 1344-0268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹幹注入剤によるカツラマルカイガラムシ防除法の検討を,次の項目に沿って報告した。1)単木的に処理が可能であるネオニコチノイド系殺虫剤(マツグリーン液剤)の樹幹注入による殺虫効果を調べた,2)試験地においてカツラマルカイガラムシ(カイガラムシ)の寄生がみられた生立木から各処理区当たり各樹種(ホオノキ,ヤマボウシ,コナラ)3本を選んで供試した,3)薬液を注入し,薬害の発生,カイガラムシの死亡率を測定した,である。マツグリーン液剤による薬害は発生せず,また,処理した供試木では寄生したカイガムシが死亡し,立木を健全に保つことができた。

シソーラス用語： *コナラ ,  害虫防除 ,  注入剤 ,  樹幹 ,  殺虫作用 ,  寄生 ,  樹木 ,  薬害 ,  死亡率 ,  植物被害 ,  ネオニコチノイド系殺虫剤
準シソーラス用語： カツラマルカイガラムシ ,  ホオノキ ,  ヤマボウシ ,  樹種

分類 (3件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  化学的防除  (FC05050X)

引用文献 (10件)：

• 河合省三. 吸汁性害虫 カツラマルカイガラムシ. 森林昆虫. 1994, 427
• 大澤正嗣. カツラマルカイガラムシの生態の解明と天敵を利用した被害軽減法の検討. 山梨県森林総合研究所事業報告. 2005, 16-17
• 岡田充弘. 長野県におけるカツラマルカイガラムシによる広葉樹林被害の推移. 第118回日林学講集, 2007. 2007
• 岡田充弘. カツラマルカイガラムシによる広葉樹被害対策の検討. 中森研. 2009, 57, 297-298
• 斎藤直彦. 福島県の広葉樹林で発生したカツラマルカイガラムシ被害. 森林防疫. 2007, 56, 4, 9-16

タイトルに関連する用語 (4件)： 樹幹 ,  注入剤 ,  カツラマルカイガラムシ ,  防除法