抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の国際的な学力調査の結果から,科学的リテラシーにおける「科学的な疑問を認識すること」と「現象を科学的に説明すること」に課題のあることが分り,2009年版高等学校学習指導要領において,その充実が図られることになった。本稿では,高等学校普通科の教科「情報」分野での科学的リテラシーの育成が不十分であることを踏まえて,科学的リテラシーの実践教育を開始し,1年を経過した現在,その報告を行なった。具体的には,教育内容(生徒にパソコン各種のパーツの役割についての情報収集,検証項目や検証方法に関する議論,実際の検証作業等を実施させ,その結果を統計的に分析し,科学的結論を導出させた)を紹介し,活動成果として,「科学的な疑問を認識すること」と「現象を科学的に説明すること」に関して教育効果のあることを確認した。