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J-GLOBAL ID：201002291923965049   整理番号：10A0770984

加速劣化ハザードモデル:コンクリート中性化予測への適用

AN ACCELERATED DETERIORATION HAZARD MODEL: APPLYING FOR CONCRETE CARBONATION PROCESSES

著者 (5件)： 田中尚 (大阪市水道局工務部) ,  藤森裕二 (京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻) ,  貝戸清之 (大阪大学大学院工学研究科グローバル若手研究者フロンティア研究拠点) ,  小林潔司 (京都大学経営管理大学院経営管理講座) ,  安野貴人 ((株)ニュージェック)
資料名： 土木学会論文集 D(Web)
巻： 66  号： 3  ページ： 329-341 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0105A  ISSN： 1880-6058  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 浄水場施設のアセットマネジメントにおいて,コンクリート版に対する維持管理が重要な課題となっている。短・中期間を対象とした中性化速度式では,中性化深さが経過年数の平方根に比例するという仮定(以下,「ルートt則」と略す)が採用されている。しかし,アセットマネジメントの対象となる長期間に及ぶ中性化過程に関しては十分な知見が蓄積されていない。本研究では,浄水場施設のコンクリート構造物を対象に,長期にわたって蓄積された中性化深さの測定データに基づいて,長期的な中性化過程を解析するための加速劣化ハザードモデルを提案する。さらに,ルートt則に関する統計的仮説検定の結果,少なくとも対象とした長期間のデータに関してルートt則は棄却され,現実の中性化過程はルートt則より,加速して進行することが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： 劣化 ,  *浄水施設 ,  *中性化 ,  構造物 ,  仮説検定 ,  コンクリート構造 ,  回帰モデル ,  リスク管理 ,  耐久性 ,  老朽化 ,  維持管理 ,  コンクリート構造物
準シソーラス用語： アセットマネジメント ,  ハザードモデル ,  ベースライン

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  上水道工学・用水処理一般  (SC02010X)

引用文献 (44件)：

• 1) 日本水道協会:水道施設更新指針,2004.
• 2) 大阪市水道局工務部(計画担当):アセットマネジメントに基づく浄水施設の戦略的な施設保全の推進に向けた調査検討について,2008.
• 3) 厚生労働省健康局水道課:水道事業におけるアセットマネジメントに関する手引き(案)の策定について,2009.
• 4) 北野陽一郎,山崎弘太郎,江口勝彦,宮崎博明,赤木信雄,安野貴人,白濱輝幸:浄水施設整備へのアセットマネジメントの適用,土木学会第64回年次学術講演会,2009.
• 5) 岸谷孝一:鉄筋コンクリートの耐久性,鹿島建設研究所出版部,1963.

タイトルに関連する用語 (5件)： 加速劣化 ,  ハザードモデル ,  コンクリート ,  中性化 ,  予測