抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ササ属植物が里山二次林の管理や活用に影響を及ぼすと考えられることから,冨山県でコナラ優占の二次林におけるササの生育状態,ササの種組成,ササの種と形態的特徴を調査した。県内20地域,58調査区を選定した。ササの植被率が60%を越える(ササ型)調査区は10区で,県西部にのみ見られた。ササの植被率と上,中,下および草木層の種数の関係は,草木層のみが負の相関を示し,ササの優占が二次林構成種の大半を占める草木層植生組成に大きな影響を及ぼすことを示した。ササ型林床をもつコナラ林に育成するササは,稈鞘と葉の毛の状態に基づき7つの種に分類されたが,これらの種の出現に地域間での明らかな傾向は見られなかった。