特許
J-GLOBAL ID:201103097761910318

フロー通信品質推定方法と装置およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 昌幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-280157
公開番号(公開出願番号):特開2011-124750
出願日: 2009年12月10日
公開日(公表日): 2011年06月23日
要約:
【課題】ネットワーク全体の品質のリアルタイムでの推定を可能とする。【解決手段】フロー通信品質推定装置51は、IPネットワークの全体の通信品質状態を管理する際、フロー管理部51bにおいて、ルータ等のノード間のリンクにおいて1方向に流れるパケットストリームに関して、N個の到着パケットに対して1個のパケットを抽出し、フロー情報を読み出して蓄積管理する処理を一定期間継続し、品質推定部51cにおいて、当該フロー情報を用いて測定対象リンクを通過するフローの通信品質を推定することで、能動的な測定が不要で、かつ、ネットワークの全パケットキャプチャを行うことなく、また、片方向のみのトラヒック測定によって、ネットワーク全体の品質をオンラインで推定することを可能とする。【選択図】図5
請求項(抜粋):
コンピュータ装置により、通信網を構成するノードAとノードB間のリンクにおけるトラヒックを監視してフローの通信品質を算出するフロー通信品質推定方法であって、 上記コンピュータ装置は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、パケット処理手段を具備し、 該パケット処理手段は、 上記ノードAから上記ノードBの方向に流れるパケットストリームに対して、N個の到着パケット毎に1個のパケットを抽出する第1の手順と、 抽出したパケットのヘッダ情報を読み込んでTCPの通信開始を表すSYNフラグが立っておりかつ予め用意したフローテーブルFTに当該パケットの発信元IPアドレス(srcIP)、着信先IPアドレス(dstIP)、発信元ポート番号(srcPort)、着信先ポート番号(dstPort)、プロトコル(Protocol)からなるフロー情報がエントリされていなければ、該SYNパケットのフロー情報{発信元IPアドレス(srcIP)、着信先IPアドレス(dstIP)、発信元ポート番号(srcPort)、着信先ポート番号(dstPort)、プロトコル(Protocol)}をフローキーとして該SYNパケットの到着時刻を上記フローテーブルFTに新規エントリする第2の手順と、 上記N個毎のパケット抽出とは独立に、上記ノードAから上記ノードB方向のパケットが到着する毎に、当該パケット#iのフローキー{srcIP#i、dstIP#i、srcPort#i、dstPort#i、Protocol#i}を読み出し、該読み出したフローキーが既に上記フローテーブルFTにエントリされているか否かを調査する第3の手順と、 既にエントリされている場合、該フローテーブルFTにおいて当該フローキーに対応付けてエントリされているSYNパケットiの到着時刻Tiを読み出し、現在の時刻Tnowから上記読み出した到着時刻Tiを差し引いた値(Tnow-Ti)を当該フローiの往復遅延時間RTTiとして算出する第4の手順とを実行し、 上記第1から第4の手順を、予め定められた期間継続して繰り返すことで、測定対象リンクを通過するフローの通信品質を推定することを特徴とするフロー通信品質推定方法。
IPC (1件):
H04L 12/56
FI (1件):
H04L12/56 400Z
Fターム (6件):
5K030GA11 ,  5K030JA10 ,  5K030MA04 ,  5K030MB03 ,  5K030MB04 ,  5K030MC08
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)
引用文献:
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