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J-GLOBAL ID：201202262918145674   整理番号：12A1442222

穴あき導体を含むT-Ω有限要素解析における反復収束性の改善

Improvement of Convergence Characteristic in T-Omega Finite Element Analysis Including Conductors with Holes

著者 (4件)： 美舩健 (京大) ,  上畠哲志 (京大) ,  岩下武史 (京大) ,  松尾哲司 (京大)
資料名： 電気学会静止器研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： SA-12  号： 79-98  ページ： 49-52  発行年： 2012年09月10日 
JST資料番号： G0116B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電流ベクトルポテンシャルT及び磁気スカラポテンシャルΩを未知数とする有限要素法による渦電流解析において,導電率を非常に低く設定した擬似導体を導入することによって引き起こされる係数行列の悪条件化と反復収束性の悪化の解消について検討した。T-Ω法による渦電流解析の基本式を示し,基礎的な検討を行うための穴あき導体の扱いとIEC(Implicit Error Correction)法や補助行列の決定法について示した。数値計算による検討として実効的条件数や反復解法の収束性に関する検討を実施した。IEC法において導体部分に流れる環状電流成分を表現する補助行列を導入し,係数行列の条件及び反復解法の収束性が改善される可能性を示した。

シソーラス用語： *渦電流 ,  *数値解析 ,  有限要素法 ,  逐次近似 ,  *収束 ,  補償 ,  *導体 ,  ベクトルポテンシャル ,  ポテンシャル ,  電気伝導率 ,  前処理
準シソーラス用語： スカラーポテンシャル ,  誤差補償 ,  *反復解法 ,  *有限要素解析

分類 (1件)： 電磁気学一般  (BD01020N)

引用文献 (10件)：

• (1) 本間利久,五十嵐一,川口秀樹:数値電磁力学,森北出版株式会社, 東京(2002).
• (2) J. Jin: The Finite Element Method in Electromagnetics, 2nd. ed., John Wiley & Sons, Inc. (2002).
• (3) O. Biro and K. Preis,“An edge finite element eddy current formulation using a reduced magnetic and a current vector potential,”IEEE Trans. on Magn., vol. 36, no. 5, pp. 3128-3130 (2000).
• (4) Z. Ren,“T-Ω formulation for eddy-current problems in multiply connected regions,”IEEE Trans. Magn., vol. 38, no. 2, pp.557-560 (2002).
• (5) T. Iwashita, T. Mifune, and M. Shimasaki,“Similarities between implicit correction multigrid method and A-phi formulation in electromagnetic field analysis,”IEEE Trans. Magn., vol. 44, no. 6, pp. 946-949 (2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： 穴あき ,  導体 ,  有限要素解析 ,  反復 ,  収束性