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J-GLOBAL ID：201202292368812062   整理番号：12A0730664

金属酸化物修飾Au電極を用いた混成電位式アンモニアセンサ

MIXED POTENTIAL AMMONIA SENSORS USING Au ELECTRODE MODIFIED BY METAL OXIDES

著者 (6件)： 菅谷聡 (日本特殊陶業) ,  柿元志郎 (日本特殊陶業) ,  中埜吉博 (日本特殊陶業) ,  小島多喜男 (日本特殊陶業) ,  清水研一 (北大) ,  薩摩篤 (名古屋大)
資料名： Chemical Sensors  (Chemical Sensors)
巻： 28  号： Supplement A  ページ： 139-141  発行年： 2012年03月29日 
JST資料番号： L3948A  CODEN： KAGSEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,さらに干渉影響低減が必要とされる水分影響の抑制について検討した結果,H₂Oとの相互作用が低い金属酸化物を選定すると,水分影響が抑制できる可能性を見出したので報告した。BiVO₄,Co₃O₄検知極のO₂カソード反応,及びCo₃O₄検知極のNH₃アノード反応は,水分濃度に依存せず概ね同様の特性であったのに対し,BiVO₄検知極のNH₃アノード反応は水分濃度に大きく依存したことから,NH₃アノード反応が水分濃度影響の主要因であることが示唆された。また,BiVO₄,Co₃O₄粉末の水とから,H₂Oとの相互作用が大きな金属酸化物を選定すると,三相界面近傍の金属酸化物のNH₃吸着能が水分濃度で変化し,NH₃アノード反応性が変化すると推定される。試験前後でCo₃0₄の結晶構造変化やYSZとの反応等は確認されず,良好な熱的安定性を有することが分かった。以上より,Au検知極にH₂Oとの相互作用が低い金属酸化物を選定すると,被検ガス中の水分濃度に影響すること無く,NH₃を選択的に検知できることが明らかとなった。

シソーラス用語： *金属酸化物 ,  *金電極 ,  *化学修飾電極 ,  *電極電位 ,  *ガスセンサ ,  *アンモニア ,  雑音低減 ,  水分依存性 ,  水蒸気 ,  相互作用 ,  バナジウム酸塩 ,  ビスマス化合物 ,  酸化コバルト ,  検出 ,  電極 ,  酸素 ,  アノード酸化 ,  カソード還元 ,  濃度依存性 ,  粉体 ,  吸着 ,  結晶構造 ,  熱安定性
準シソーラス用語： 干渉低減 ,  *混成電位

分類 (3件)： 計測機器一般  (AD02000X) ,  化学プロセスの測定,監視,計装  (XC02030Y) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (5件)：

• 1)U.S.Patent,US7,074,319B2(2006).
• 2)D.Schonauer,K.Wiesner,M.Fleisher,R.Moos,SensorsandActuatorsB,140.(2009).
• 3)P,Elumalai,V.V.Plashnitsa,Y.Fujio,N.Miura,・Electrochem・Solid-State Lett.,11(2008).
• 4)S.Teranishi,K.Kondo,M.Nishida,W.Kanematsu,T.Hibino,Electrochem.Solid-State Lett.,12(2009)
• 5)A.Satsuma,M.Katagiri,S.Kakimoto,S.Sugaya,K.Shimizu,Sensors2011,11・(2011).

タイトルに関連する用語 (5件)： 金属酸化物 ,  修飾 ,  Au電極 ,  混成電位 ,  アンモニア