文献
J-GLOBAL ID:201302235602921524   整理番号:13A0528732

カバークロップとして投入したヘアリーベッチ由来窒素のトマトによる吸収と分配

Uptake and Distribution of Nitrogen Derived from Hairy Vetch Used as a Cover Crop by Tomato Plant
著者 (4件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 30-38 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 1882-3351  CODEN: EGKZA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カバークロップには土壌特性の改善や次作物への養分供給などの効果が期待され,化学肥料の施肥量を削減した持続可能な農業体系を確立するための一つの手段として注目されている.マメ科カバークロップのヘアリーベッチ(Vicia villosa R.,以下 HV)を導入した生食用トマト(Solanum lycopersicum L.)‘ハウス桃太郎’の施設栽培において,HV がトマトの生育と収量に与える効果を明らかにするために,安定同位体 15N を用いて HV 由来窒素の動態を調査した.試験は 1/2000 a のワグネルポットで行い,トマトを定植する際に,15N でラベルした HV(0.86 atom% excess)と化学肥料を土壌中にすき込んだ.窒素施肥水準には 0,80,240 kg・ha-1(N0HV,N80HV,N240HV)の 3 水準を設けた.定植 1,2,4,7,10,12 週後に,各窒素施肥処理区から 5 個体のトマトを葉,茎,根にわけて採取し,果実は着色後に適宜収穫して,HV 由来窒素含量を分析した.その結果,HV 由来窒素は主に定植 4 週後までに吸収されていた.特に N240HV では定植 4 週後以降,HV 由来窒素はほとんど吸収されなかった.定植 10 週後の HV 由来窒素吸収量は,N240HV,N80HV,N0HV でそれぞれ 587 mg,657 mg,729 mg であり,窒素肥料が少ないほど吸収量は多くなった.トマトが吸収した全窒素に対する HV 由来窒素の含有率(%Ndfhv)は定植 2 週後に最大値を示し,N80HV(52.1%)と N0HV(51.5%)は N240HV(43.6%)より有意に高かった.定植 2 週後以降,HV 由来窒素含有率はトマトの生長にともなって減少したが,最終的には N240HV,N80HV,N0HV でそれぞれ 24.8%,34.4%,37.1%となり,窒素肥料を減じた N8HV や N0HV では吸収した窒素の 34%以上が HV 由来であった....(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  施肥法・肥効  ,  肥料作物  ,  植物栄養 
引用文献 (42件):

前のページに戻る