抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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緑肥の主な目的は有機物施用による土壌の物理性,化学性,生物性の改善にあるが,研究の進展により草生栽培,センチュウ類を抑制する対抗植物などの技術が開発されている。利用目的や対象作物,適用緑肥作物を表にまとめた。緑肥は堆肥と比べると有機物を土壌に効率的に供給できる。緑肥は炭素率の違いから土壌中の分解速度に遅速がある。施用法はすき込み,刈り敷き,草生栽培があり,それぞれの機能や注意点を表にまとめ解説する。緑肥の効果を高めるにはその特性を十分に把握して作物と組み合わせることが重要である。愛媛大学が実施したマメ科緑肥を利用したトマト栽培の事例を紹介する。マメ科植物を追肥としてトマト株元に施用した。草丈等に差はなかったが収量が化学肥料に比べ44~74%増加した。