特許
J-GLOBAL ID:201303026566035852

信号探索装置、被災者探索装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 強 ,  松田 洋
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-193466
特許番号:特許第5102911号
出願日: 2012年09月03日
要約:
【課題】合成信号にSN比が非常に小さい信号が含まれている場合でも、送信機ごとに信号を分離するとともに、分離された信号の到来方向を推定することが可能な信号探索装置、及びその信号探索装置を備えた被災者探索装置を提供する。 【解決手段】アレイアンテナのアンテナ素子ごとにαシンボル周期/サンプリング周期(αは1以上の整数)個の出力ポートを備えるS/P変換器を備え、所定期間内に全てのS/P変換器から出力された信号サンプルから信号サンプル行列を生成し、信号サンプル行列とCMA法とに基づいて各S/P変換器のそれぞれの出力ポートに対応する重み係数を推定し、推定された重み係数に基づいて、複数の送信機の1つから送信された信号を再生して再生信号に対応する信号レプリカ行列を生成するとともに、再生された信号の到来方向を推定し、信号サンプル行列から信号レプリカ行列を引いて信号サンプル行列を更新する。 【選択図】 図3
請求項(抜粋):
【請求項1】 複数の送信機から送信された信号の合成信号を受信するアンテナ素子を、複数備えて構成されたアレイアンテナと、 各アンテナ素子の出力を所定のサンプリング周期でサンプリングして信号サンプルを取得するアナログデジタル変換手段と、 前記アナログデジタル変換手段から出力された信号サンプルを記憶する記憶手段と、 各アンテナ素子に設けられるとともに、前記送信機から送信された信号のシンボル周期を前記サンプリング周期で除算して得られた商の1以上の整数倍の出力ポートを備えて、前記記憶手段からシリアル出力された各アンテナ素子の前記信号サンプルをパラレル出力に変換するシリアルパラレル変換手段と、 全てのシリアルパラレル変換手段の前記出力ポートから1度に出力された前記信号サンプルを信号サンプルベクトルとし、所定期間内に出力された前記信号サンプルベクトルから信号サンプル行列を生成する信号サンプル行列生成手段と、 前記信号サンプル行列とCMA法とに基づいて、各シリアルパラレル変換手段のそれぞれの出力ポートに対応する重み係数を要素とする重み係数ベクトルを推定する重み係数推定手段と、 前記重み係数推定手段により推定された重み係数ベクトルと前記信号サンプル行列とから、前記複数の送信機の1つから送信された信号を再生するとともに、再生された信号に対応する信号サンプルを表す信号レプリカ行列を生成する信号レプリカ行列生成手段と、 前記シリアルパラレル変換手段の前記出力ポートから所定数の出力ポートを選定する出力ポート選定手段と、 前記出力ポート選定手段により選定された前記所定数の出力ポートのそれぞれに対応する前記重み係数を、前記重み係数推定手段により推定された前記重み係数ベクトルからそれぞれ抽出して、前記所定数の重み係数抽出ベクトルを生成する重み係数抽出手段と、 前記重み係数抽出手段により生成された前記所定数の重み係数抽出ベクトルのそれぞれと、前記アンテナ素子間の距離及び信号の到来方向から定まるステアリングベクトルとのそれぞれの相関値を算出し、算出された前記所定数の相関値を平均して平均相関値を算出する相関値算出手段と、 算出された前記平均相関値が最大となる前記到来方向を、前記信号レプリカ行列生成手段により再生された信号の到来方向と推定する到来方向推定手段と、 前記信号サンプル行列から前記信号レプリカ行列生成手段により生成された信号レプリカ行列を引いて、前記信号サンプル行列を更新する信号サンプル行列更新手段と、を備え、 前記重み係数推定手段と、前記信号レプリカ行列生成手段と、前記出力ポート選定手段と、前記重み係数抽出手段と、前記相関値算出手段と、前記到来方向推定手段と、前記信号サンプル行列更新手段と、による処理を繰り返し実行し、順次前記複数の送信機の1つから送信された信号を再生するとともに、再生された信号の到来方向を推定することを特徴とする信号探索装置。
IPC (1件):
H04B 7/10 ( 200 6.01)
FI (1件):
H04B 7/10 A
引用特許:
出願人引用 (5件)
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