抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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微生物等の影響を受けず木材を長期間利用するためには耐朽性能の付与を目的とした防腐処理を行う必要がある。これまでの研究ではイオン液体の性能に着目し,抗菌性能を有し,注入後高分子化させることが可能な1-ブチル-3-ビニルイミダゾリウムアイオダイド([BuVyIm][I])を開発し,濃度100%の[BuVyIm][I]で処理したスギ小試験片をJIS K1571-2010を参考に耐候操作後,オオウズラタケを用いた12週間の腐朽試験を行った。その結果,腐朽抑制効果が高いことが示唆された。そこで本研究では,処理濃度の違いにおける木材の耐朽性能を評価するため,まず,異なる濃度の[BuVyIm][I]水溶液を含有させた麦芽寒天培地上でオオウズラタケを培養し,抗菌性能を有する濃度を検討した後,各濃度で処理したスギ材の腐朽試験を行った。(著者抄録)