抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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循環型社会の構築に向け,枯渇性資源である金属や有害な溶媒を用いないサスティナブルな触媒プロセスの構築が希求されている。本研究では,天然キチンを弱酸性条件下で機械処理することにより得たキチンナノフィブリルをエアロゲルに成形し,その塩基触媒機能を評価した。フロー式でクネーフェナーゲル縮合反応にキチンエアロゲルを供したところ,塩基触媒として機能し,またナノ構造制御を行うことでさらに高い触媒性能を示した。塩基を持たないが同じような微細構造を有するセルロースエアロゲルでは性能の向上が見られなかったことから,本実験条件において性能が向上した理由は,結晶性キチンナノフィブリル表面に露出したアミノ基が増大したためであることが示された。(著者抄録)