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J-GLOBAL ID：201402291190074150   整理番号：14A0797379

鉄鋼材料における定量的三次元組織解析手法:電子線トモグラフィーの強磁性材料への適用に向けて

著者 (5件)： 波多聰 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  佐藤和久 (東北大 金属材料研) ,  村山光宏 (バージニア工科大) ,  土山聡宏 (九大 大学院工学研究院) ,  中島英治 (九大 大学院総合理工学研究院)
資料名： 鉄と鋼
巻： 100  号： 7  ページ： 889-896  発行年： 2014年07月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,透過電子顕微鏡法(TEM)による三次元観察法として,電子線トモグラフィー(ET)とその関連技術が大きく進展しつつある。しかし,鉄鋼材料では,強磁性に起因する像のボケ,電子ビームの偏向や薄膜試料の変形など,種々の困難を引き起こす。本研究では,鉄鋼材料のET観察技術の確立を目指して,通常のTEM/STEMモードに加えて,試料直近の対物レンズを用いない,すなわち,試料にレンズ磁場がなるべく印加されないようにレンズ系を調整した。フェライト鋼及び鉄合金試料の連続傾斜像の観察を実施し,連続傾斜像から三次元画像を再構成する際の計算アルゴリズムを考察した。これらの結果から,鉄鋼材料中の析出物および転位のET観察条件を提案した。

シソーラス用語： *トモグラフィー ,  強磁性体 ,  三次元 ,  *鉄合金 ,  *フェライト鋼 ,  強磁性 ,  対物レンズ ,  外部磁場 ,  透過型電子顕微鏡 ,  画像再構成 ,  アルゴリズム ,  析出物 ,  転位【結晶】 ,  *電子顕微鏡観察 ,  傾斜 ,  定量的分析
準シソーラス用語： 計算アルゴリズム ,  *電子線トモグラフィー

分類 (1件)： 金属組織観察法  (WB01010R)

引用文献 (22件)：

• 1) S. Van Aert, K.J. Batenburg, M.D. Rossell, R. Erni and G. van Tendeloo: Nature, 470(2011), 374.
• 2) M.C. Scott, C.-C. Chen, M. Mecklenburg, C. Zhu, R. Xu, P. Ercius, U. Dahmen, B.C. Regan and J. Miao: Nature, 483(2012), 444.
• 3) K. Sato, K. Aoyagi and T.J. Konno: J. Appl. Phys., 107 (2010), 024304.
• 4) P.A. Midgley and M. Weyland: Ultramicroscopy, 96(2003), 413.
• 5) K. Inoke, K. Kaneko, M. Weyland, P.A. Midgley, K. Higashida and Z. Horita: Acta Mater., 54(2006), 2957.

タイトルに関連する用語 (6件)： 鉄鋼材料 ,  定量 ,  組織 ,  解析手法 ,  電子線トモグラフィー ,  強磁性