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J-GLOBAL ID：201502200174444314   整理番号：15A0840694

鏡の前だと一人で食べてもおいしく感じる

It will be more delicious-looking in a mirror can make popcorn taste better-

著者 (3件)： 中田龍三郎 (名古屋大 大学院情報科学研究科) ,  久保(川合)南海子 (愛知淑徳大 心理) ,  川合伸幸 (名古屋大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 36(HIP2015 1-40)  ページ： 45-48  発行年： 2015年05月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 他者と食を共にする(共食)とおいしさが向上するのはコミュニケーションによって気分が高まるためであると解釈されてきた。共食場面にはその他にも多くの環境要因があるが,その効果はほとんど検討されていない。本研究では鏡映自己像を見ることで食品のおいしさが向上することを初めて報告する。鏡に映る自分は既知人物であり,自分と同じ食事を同じペースで同じ量だけ摂取する。一方で会話等の気分を変化させる要因はコントロールされている。この仮想的な共食パートナーとの食事では,1人で食事する条件とくらべて,ポップコーンのおいしさの認知に関係する評定値が高くなった。この結果から,他者の存在によるおいしさの変化には気分以外の要因も関係していると示唆される。(著者抄録)

シソーラス用語： 感情 ,  *感覚 ,  *鏡 ,  概念 ,  会話 ,  ポップコーン ,  食事 ,  因子 ,  主観評価
準シソーラス用語： *おいしさ ,  *環境要因 ,  気分 ,  孤食 ,  自己像 ,  食味評価 ,  要因 ,  共食

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (8件)：

• J. A. Flamming, The taste for civilization. Food, politics, and civil society, University of Illinois Press, Urbana, 2009.
• J. M. de Castro, and E. M. Brewer, The amount eaten in meals by humans is a power function of the number of people present, Physiol. Behav., vol.51, no.1, pp.121-125, 1991.
• R. Bell, and P. L. Pilner, Time to eat: the relationship between the number of people eating and meal duration in three lunch settings, Appetite, vol.41, no.2, pp.215-218, 2003.
• F. G. Ashby, A. M. Isen, and U. Turken, A neuropsychological theory of positive affect and its influence on cognition, Psychol. Rev., vol.106, no.3, pp.529-550, 1999.
• W. Sommer, B. Sturmer, O. Shmuilovich, M. Martin-Loeches, and A. Schacht, How about lunch? Consequences of the meal context on cognition and emotion, PLoS One, e70314, 2013.

タイトルに関連する用語 (1件)： 鏡