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J-GLOBAL ID:201602221243794896   整理番号:16A0645722

藻類バイオ燃料の開発最前線

著者 (1件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 225-229  発行年: 2016年07月10日 
JST資料番号: Z0986A  ISSN: 0285-0494  CODEN: ENESEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,太陽光発電などに次ぐ次世代のエネルギー源として藻類に注目が集まっている。藻類は陸上植物と比べて光合成効率が高く,3倍以上の油脂生産速度を有する(高増殖性,高脂質含有性)。国内では複数のプロジェクトで藻類バイオ燃料の研究開発が進められており,使用される藻類は,淡水性藻類と海洋性藻類に分けることができる。淡水性藻類Euglena gracilisは,増殖速度は生産する脂質がワックスエステルであるため,藻体内のパラミロン含有率を高めるための研究が進められている。海洋性藻類Auranthiochytorium sp.は,増殖速度が速く,炭化水素(スクワレン)生産能も高い。Auranthiochytorium sp.から精製した油を軽油に70%混合したディーゼルオイルを用いてクリーンディーゼル車を走らせる実験に成功した。従来型の藻類を用いた生産プロセスは,CO2削減効果や生産プロセスにおけるエネルギー投入量はあまり考慮されていない。航空燃料など次世代バイオ燃料の事業化を成功させるためには,全ての工程における要素技術を最適化するとともに,プロセス工学的視点から育種改良技術,製造コスト試算,エネルギー収支,ハンドリング等を考慮して,全体の中のボトルネックを抽出しながら,全体最適化していく必要がある。
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分類 (1件):
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生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (17件):
  • ICAO ; Consolidated statement of continuing ICAO policies and practices related to environmental production (2010.10.8).
  • INAF;次世代航空燃料イニシアティブ報告書(2015.7).
  • 荒 勝俊,松本光史;藻類バイオ技術の実用化に向けて(1),バイオサイエンスとインダストリー,73-6(2015),494-502.
  • 鈴木健吾,岡田 茂;藻類バイオ技術の実用化に向けて(2),74-1(2016),56-61.
  • 渡邊 信;新しいエネルギー藻類バイオマス,(2010),みみずく舎.
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