抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建設用車両の車輪への動力伝達は,ディファレンシャル等を含むアクスルを介し行われ,走行時には,アクスル内部の回転体がオイルを撹拌し発熱する。この発熱の拡散を十分に予測できれば,ヒートバランスの検討が可能となり,内部の局所的な発熱を抑えられ,走行の効率化を図ることができる。熱拡散は,対流が支配的となっているため,その予測には,アクスル内の流動を理解する必要がある。そこで本研究では,アクスル内部の流れを粒子画像流速測定法(PIV)により測定することで流動状態を明らかにした。実験に当たっては,透明アクリル製の模擬アクスル内のオイル流れをPIVによって計測した。ディスク回転数nの増加に伴い,オイルに気泡が混入することが確認された。PIVにより得られた速度分布から,ディスク近傍にはディスクの回転により誘起された流れが存在すると共に,その流れが液面や底部で偏向して容器内を循環する流れが発生していることが確認された。