経済性・環境性・レジリエンス性を考慮した分散型電源機器導入量決定のための多目的最適化ツールの開発

上道茜; 八木正彰; 山崎由大; 金子成彦

文献

J-GLOBAL ID：201902243110085035 整理番号：19A1167366

経済性・環境性・レジリエンス性を考慮した分散型電源機器導入量決定のための多目的最適化ツールの開発

Development of Multi-Objective Optimization Tool to Determine Amount of Distributed Power Generation Equipment Considering Economy, Environment, and Resiliency

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資料名：
巻： 39 号： 6 ページ： 6-18(J-STAGE) 発行年： 2018年
JST資料番号： U1583A ISSN： 2433-0531 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

エネルギーのレジリエンス性を強化するために,緊急事態の間だけでなく平常時にも利用可能な民間電源機器として設置する分散型電源機器の最適量を計算することができる,多目的最適化ツールを開発した。分散型電源機器として,コージェネレーションシステム,太陽光発電システム,及び蓄電池を考えた。著者らの以前の研究に基づいてツールを開発し,2つの目的関数を適用した;一つはエネルギー-レジリエンスの指標としての災害後の電力不足比の期待値であり,他は経済と環境の指標としての総コストである。次に,いくつかの規模とガス供給圧力タイプの病院を考慮して事例研究を行った。結果として,妥当なパレート最適解を得た。比較のために,緊急発電機のみを設置した等価な病院の事例を計算し,目的関数の同じ平面上に解をプロットした。それによって,災害後の電力不足率の期待値は32%であった。一方,得られた最適解の全ての場合,期待値は20%以下に低減できた。さらに,総コストも低減できた。(翻訳著者抄録)

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電力系統一般

引用文献 (33件)：

1) 厚生労働省;災害拠点病院指定要件の一部改正について,\nhttp://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T170406G0030.pdf(アクセス日:2018 年 4 月 9 日)
2) 厚生労働省;災害拠点病院一覧, http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/saigai_iryou/dl/saigai_iryou07.pdf(アクセス日:2018 年 4 月 9 日)
3) 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構 IBEC;スマートエネルギータウン調査報告書,持続可能な都市・地域づくりに貢献する分散型エネルギーシステム・スマートエネルギーネットワーク,2012 年 6 月.
4) D. Tomofuji, Y. Morimoto, E. Sugiura, T. Ishii, A. Akisawa; The prospects of the expanded diffusion of cogeneration to 2030-Study on new value in cogeneration, Applied Thermal Engineering, Vol. 114 (2017), 1403-1413
5) 長尾浩志,上道茜,八木正彰,山﨑由大,金子成彦,坂東茂;災害時の事業継続性を考慮したコージェネレーション機器導入計画最適化手法の提案,エネルギー・資源学会論文誌,Vol. 38,No. 4,(2017) 10-23

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