抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,医療・生活・交通・工業などの様々な場面で生成される多様な情報を収集するための手段として,Internet of Things(IoT)デバイスが普及している.今後,より広範囲かつ大量に展開されるIoTデバイスから,効率的かつ高信頼なデータ収集を行うため,Unmanned Aerial Vehicle(UAV:ドローン)がIoTデバイスを巡回し,直接的にデータ収集を行う方式が提案されている.このようなUAVを用いたIoTデータ収集ネットワークに対し,既存研究では,単一のユーザにより管理される均一に配置されたUAV群がデータ収集を行う状況における性能評価が行われているが,将来的に想定される,複数のユーザが各々のUAVを用いて個々の目的に応じてデータ収集を行うような状況は考慮されていない.本研究では,複数ユーザ環境におけるUAVを用いたIoTデータ収集ネットワークを考え,確率幾何アプローチを用いた性能評価を行う.具体的には,空間上にランダムに配置されたUAVが,それぞれ独立かつランダムな方向へ飛行しながら,地上に散在するIoTデバイスからデータ収集を行うネットワークモデルにおいて,UAVとIoTデバイスのそれぞれに着目した性能解析を行う.さらに,解析結果に基づく数値例を示し,様々なシステムパラメータがUAVおよびIoTデバイスの性能へ与える影響を評価する.(著者抄録)