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J-GLOBAL ID：202102270547972592   整理番号：21A2142629

ナノ構造体を活用するプラズモン触媒の設計

Design of Plasmonic Catalysts Utilizing Nanostructures

著者 (10件)： 山下弘巳 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  山下弘巳 (京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点) ,  山下弘巳 (大阪大学先導的学際研究機構触媒科学イノベーション研究部門) ,  森浩亮 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  森浩亮 (京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点) ,  森浩亮 (大阪大学先導的学際研究機構触媒科学イノベーション研究部門) ,  桑原泰隆 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  桑原泰隆 (京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点) ,  桑原泰隆 (大阪大学先導的学際研究機構触媒科学イノベーション研究部門) ,  桑原泰隆 ((国研)科学技術振興機構)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute (Web)  (Journal of the Japan Petroleum Institute (Web))
巻： 64  号： 4  ページ： 155-165(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U1441A  ISSN： 1349-273X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本総説では,局在表面プラズモン共鳴により可視光照射下で機能するナノ粒子やナノシートなどナノ構造制御したプラズモン触媒の設計,および高効率水素生成反応への応用に関して述べる。マイクロ波加熱とメソポーラスシリカの細孔構造を利用することで,形状・サイズ・色彩を制御したプラズモンAgナノ粒子触媒を合成できる。さらに,Pdなどの活性サイトと融合することで,光照射下でのアンモニアボランからの水素生成反応に高活性を示す。また,金属有機構造体(MOF)とプラズモンAuPdコアシェルナノ粒子を融合させた触媒は,可視光照射によりギ酸からの水素生成反応を促進する。一方で,汎用元素を利用したプラズモン材料の探索においては,構造内に酸素欠損や水素を導入した還元型モリブデン酸化物(H_xMoO_3-y)ナノシートが可視光から近赤外光域の幅広い波長の光に応答して表面プラズモン共鳴を発現し,アンモニアボランからの脱水素などの触媒特性を増強できることを見出した。(著者抄録)

シソーラス用語： *光触媒 ,  表面プラズモン ,  触媒設計 ,  *水素発生反応 ,  ハイブリッド複合材料 ,  ナノ粒子 ,  銀 ,  金 ,  パラジウム ,  モリブデン酸 ,  触媒調製 ,  触媒活性 ,  反応機構

著者キーワード (8件)： Plasmonic catalyst ,  Hydrogen carrier ,  Silver nanoparticle ,  Reduced molybdenum oxide nanosheet ,  Plasmonic catalyst ,  Hydrogen carrier ,  Silver nanoparticle ,  Reduced molybdenum oxide nanosheet

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  触媒操作  (XE01050T)

引用文献 (40件)：

• 1) Cheng, H., Fuku, K., Kuwahara, Y., Mori, K., Yamashita, H., J. Mater. Chem. A, 3, 5244 (2015).
• 2) Hou, W., Cronin, S. B., Adv. Func. Mater., 23, 1612 (2013).
• 3) Verma, P., Mori, K., Kuwahara, Y., Raja, R., Yamashita, H., Mater. Adv., 2, 880 (2021).
• 4) Yoshii, T., Kuwahara, Y., Mori, K., Yamashita, H., J. Catal., 394, 259 (2021).
• 5) Yoshii, T., Kuwahara, Y., Mori, K., Yamashita, H., J. Phys. Chem. C, 123, 24575 (2019).

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノ構造体 ,  活用 ,  プラズモン ,  触媒 ,  設計