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J-GLOBAL ID:201702245656370660   整理番号:17A0869619

軟磁性fcc単結晶膜の磁歪挙動に及ぼす磁気異方性の影響

Influence of Magnetic Anisotropy on the Magnetostriction Behavior of Soft Magnetic Film with fcc Structure
著者 (7件):
資料名:
巻: 117  号: 80(MR2017 1-10)  ページ: 17-22  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Ni100-xFex(x=0,20at.%)およびNi100-yCoy(y=0,25,50,75,100at.%)合金膜をCu(001),(110),(111)下地層上に形成し,組成および結晶方位が膜成長,構造,磁気異方性,磁歪挙動に及ぼす影響について調べた。すべての膜組成に対して,Cu(001),(110)下地層上ではfcc(001),(110)単結晶膜がそれぞれ得られた。一方,Cu(111)下地層上では,積層順番が異なる2つのfcc(111)バリアントからなるエピタキシャル膜が形成された。Ni80Fe20(x=20)およびNi100-yCoy(y=25-100)合金の場合,fcc(001),(110)膜はそれぞれ4および2回対称の面内磁気異方性を示し,fcc(111)膜に対してはほぼ等方性的な磁化特性が観察された。一方,Niの場合,結晶方位に関わらず,いずれの膜もほぼ等方的な磁気特性を示した。磁歪挙動を膜面内に異なる強度の回転磁界を印加することにより調べた。fcc(001),(110)配向のNi80Fe20(x=20),Ni100-yCoy(y=25-100)膜に対しては,低磁界強度において,正弦波から歪んだ出力波形が観察された。磁界強度の増加に伴い,磁化が飽和し,磁歪出力波形も正弦波となる傾向が認められた。また,膜の磁気異方性の増加に伴い,正弦波を得るためにはより高い強度の磁界が必要であった。一方,等方的な磁化特性を示した(001),(110),(111)配向のNi膜および(111)配向のNi80Fe20(x=20),Ni100-yCcy(y=25-100)膜に対しては,磁化が未飽和状態であっても,正弦波が観察された。磁歪の出力波形は面内磁気異方性の対称性や磁気異方性の強度によって影響を受けることが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属薄膜  ,  磁性材料 

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