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J-GLOBAL ID：200902202053374372   整理番号：08A0536641

微生物コロイドの固体界面への付着メカニズムの解明

著者 (1件)： 野村俊之 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： ホソカワ粉体工学振興財団年報  (Annual Report of Hosokawa Powder Technology Foundation)
号： 15  ページ： 114-117  発行年： 2008年05月 
JST資料番号： L3395A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,乳酸菌をモデル微生物として担体への付着実験を行い,微生物が産生する細胞外ポリマーが付着に及ほす影響を調べた。また,菌体と担体の表面性状を測定し,拡張DLVO理論を用いて乳酸菌の担体への付着現象について検討を行った。さらに,平行平板流れ場において,スライドガラス上に付着した乳酸菌に分散液を供給することにより,ガラス表面からの脱着過程を光学顕微鏡下で直接観察し,菌体の付着力を評価した。乳酸菌をモデル微生物として,菌体の担体への付着現象について検討した結果,洗浄菌体の付着現象は拡張DLVO理論を用いて予測できることを示した。また,微生物が産生した細胞外ポリマーが存在すると,微生物の付着が促進されることが分かった。さらに,微生物の付着力を直接測定するためのシステムを構築した。その結果,乳酸菌のスライドガラス表面における付着力は3.4pN程度であることが分かった。

シソーラス用語： 微生物 ,  *コロイド ,  食品 ,  固体 ,  界面 ,  *付着 ,  機構 ,  *乳酸菌 ,  キャリア ,  細胞外マトリックス ,  菌類 ,  表面性状 ,  DLVO理論 ,  平行平面 ,  流れ場 ,  *ガラス ,  脱着 ,  予測 ,  *付着力
準シソーラス用語： スライドガラス ,  担体

分類 (2件)： 応用物理化学的操作・装置  (XE03000E) ,  界面化学一般  (CB12010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 微生物 ,  コロイド ,  固体界面 ,  メカニズム