抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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漁村地域の住民が策定・実行の主体となる新興計画策定についての実践的知見の獲得を目的とした。具体的には,計画内容や計画策定・実行プロセスなどの計画フレーム,計画策定・実行のための支援システム構築上の必要条件を明らかにする。過去の成果に基づいて,振興計画策定の前提条件を整理して計画フレームを仮設した。次にこのフレームを用いて対象漁村で実際に計画を策定し,その結果を整理・分析して計画フレームを再構築した。最後に,計画の策定・実行において,地域のみで対処困難な点を検討し,必要とされる支援システム構築上の要件をまとめた。対象地として,定置網漁業を主とする漁業,美保神社等の歴史資源を活用した観光業を主産業とする,島根県松江市の美保関地区を選定した。策定された事業計画は,その実施に向けて,特に初動資金の調達面で課題が残った。また,地域内組織の形成についても直ちに事業を遂行できる体制が整ったわけではない。