抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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無電解ニッケルめっきは複雑な形状の製品にも均一に被膜し,防錆は勿論耐食性や硬度に優れることから電子産業や自動車産業において広く利用されており,それに伴い使用済みめっき液の処理が大きな問題になっている。現在,これらは沈殿法により処理されているが,ニッケルを回収して再利用するための新たなプロセスの確立が望まれている。ニッケルは水溶液中のイオンの状態では磁性を持たないが,沈殿などの化合物になればわずかに磁性を有するので,本研究ではニッケルの磁性に注目し,超伝導バルク磁石の特徴である強力な磁場と急峻な磁場勾配を用いて磁気分離を行った。(著者抄録)