抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エンジンのオイル消費は,排気後処理装置の保護等のため,低減の必要がある。オイル消費の主要因は,シリンダライナ壁面の油が,ピストンスカート部を経由してピストンリングに供給され,その後,燃焼室に入り込み,排気と共にエンジン外部に排出される油上がりである。本研究は,油上がり計算手法確立を最終目的とし,本稿では,ピストンスカート部,さらにオイルリング合口隙間の油上がりメカニズム解析を行った。ピストンスカート部では,ピストン挙動等に応じて油膜が生成され,油膜上端がオイルリングに到達すると,多量の油が供給されることがわかった。またオイルリング下に供給された油は,ピストン挙動の影響を受けて油圧が発生し,これにより,オイルリング合口隙間から油が吹き上げることで,油上がりが発生していることがわかった。(著者抄録)