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J-GLOBAL ID：200902247155575503   整理番号：09A1127571

バイオマスを資源化する セルロース系バイオエタノール製造におけるバイオ技術

著者 (1件)： 澤山茂樹 (産業技術総合研 バイオマス研究セ)
資料名： 生物工学会誌  (Biotechnology)
巻： 87  号： 10  ページ： 469-471  発行年： 2009年10月25日 
JST資料番号： G0440B  ISSN： 0919-3758  CODEN： SEKAEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,独立行政法人産業技術総合研究所 バイオマス研究センターで進めている,リグノセルロース系バイオエタノール製造技術について解説した。バイオエタノール製造には,バイオマスの糖化前処理,酵素糖化,キシロースの発酵があるが,バイオマス研究センターで開発している技術について紹介した。糖化段階で希硫酸,濃硫酸を利用する方法が一般的であるが,硫酸を使用しない次世代型の製造技術としてメカノケミカル法を前処理に利用し糖化酵素の働きを引き出すことを試みている。糖化酵素を生産する微生物はタンパク質産生能により糸状菌が有望でありTrichoderma reeseiの利用が進んでいるが,ここでは日本の土壌から分離したAcremonium cellulolyticusを用いた酵素糖化システムを研究している。キシロースの発酵にはペントースリン酸回路,解糖系といった代謝経路を利用した開発を進め,実験プラントを利用して99.5%以上のエタノールを生産できることを確認した。

シソーラス用語： *バイオマス ,  *生物燃料 ,  リグノセルロース ,  糸状菌類 ,  Trichoderma reesei ,  不完全糸状菌類 ,  *エタノール発酵 ,  ペントース ,  アルドース
準シソーラス用語： Acremonium cellulolyticus ,  *バイオエタノール ,  糸状菌 ,  資源化

分類 (2件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： キシロース

引用文献 (12件)：

• 坂西欣也. トコトンやさしいバイオエタノールの本. 2008, 10
• 産業技術総合研究所. きちんとわかる木質バイオマス. 2009, 85
• INOUE, H. Biotechnol. Biofuels. 2008, 1, 2, 1
• HIDENO, A. Biores. Technol. 2009, 100, 2706
• FANG, X. J. Biotechnol. Bioeng. 2008, 106, 115

タイトルに関連する用語 (4件)： バイオマス ,  資源化 ,  セルロース ,  バイオエタノール