文献

J-GLOBAL ID：200902255744399033   整理番号：09A0245396

北海道内に自生する植物のファイトレメディエーションに関する調査について

著者 (6件)： 田本修一 (北海道開発土木研) ,  伊東佳彦 (北海道開発土木研) ,  榊原正幸 (愛媛大 理) ,  牧野純子 (愛媛大 理) ,  近藤敏仁 (フジタ) ,  永島玲子 (フジタ 技セ)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集
号： 46  ページ： 267-270  発行年： 2006年02月 
JST資料番号： L0301A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地における植物による土壌浄化工法(ファイトレメディエーション)の構築を目的とし,北海道内に自生する植物の中から重金属を吸収する能力のある種を見出す調査を実施した。調査対象地の地山は,熱水変質を受けており,硫黄,硫化鉄鉱,褐鉄鉱を採掘していた廃止鉱山の近傍で,現地の植生調査,迅速含有量試験,植物分析を行った。植生調査で確認された種は57科178種を数え,酸性や重金属含有量の多い土壌の分布域に出現頻度の高い種の分布図を作成した。迅速含有量試験による分析の結果,当該地点においては,砒素,鉛で比較的高い値が検出された。分布植物中の重金属含有量測定の結果,ヒメノガリヤスが高い砒素濃度を示し,砒素の高集積植物として期待される。

シソーラス用語： *ファイトレメディエーション ,  土壌汚染 ,  *土壌浄化 ,  積雪寒冷地 ,  北海道 ,  植物 ,  重金属 ,  植生 ,  ヒ素
準シソーラス用語： ヒメノガリヤス

分類 (1件)： その他の環境汚染・公害  (SB04050A)

引用文献 (4件)：

• (独) 土木研究所: 建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル (暫定版)、土木研究所資料第3903号 2003. 7.
• 国立大学法人愛媛大学理学部環境浄化研究グループホームページ: http://www.sci.ehime-u.ac.jp/earth/sakaken/faitore%20zulkakudai.htm
• 近藤敏仁、阪本廣行: ファイトレメデイエーション、土木技術58巻10号、pp. 90-95、2003. 10.
• 吉原利一、後藤文之、増田太郎: 植物による環境修復 (1)--現状と遺伝子工学の適用に関する調査--、電力中央研究所報告 調査報告、pp. 1-36、2000.

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  自生 ,  植物 ,  ファイトレメディエーション ,  調査