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J-GLOBAL ID：200902262557195595   整理番号：09A0966701

集合住宅における排出権取引の制度設計-摂津市南千里丘の事例-

著者 (6件)： 瀋俊毅 (広島市大 国際) ,  草川孝夫 (広島修道大 経済科学) ,  岡野芳隆 (大阪大 社会経済研) ,  山川敬史 (大阪大 社会経済研) ,  西崎勝彦 (大阪大 大学院経済学研究科) ,  西條辰義 (大阪大 社会経済研)
資料名： 都市問題研究  (Journal of Municipal Problems)
巻： 61  号： 9  ページ： 47-61  発行年： 2009年09月20日 
JST資料番号： Y0822A  ISSN： 0387-3390  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大阪府摂津市南千里丘で建設が計画されている約1,000戸のマンション群における,住民による排出権取引導入の可能性について紹介した。アンケート調査の結果,啓発活動などを行えば,住民の排出権取引制度を導入するにあたっての賛成率はかなり上昇することが推察された。被験者実験を用いた排出権取引制度による転売市場の効果分析を行った。その結果,転売市場がある場合もない場合も,最終的な総余剰は極めて高くなることが明らかとなった。実施に向けての問題は多い。その一つが取引システムに自発的に参加しない住民の扱いである。環境問題に付随して発生する「ただ乗り」がここでも起こる可能性がある。

シソーラス用語： *住宅団地 ,  制度 ,  取引 ,  二酸化炭素 ,  実現可能性 ,  事例研究 ,  大阪府 ,  住民意識 ,  意識調査 ,  アンケート ,  実験
準シソーラス用語： *摂津市南千里丘団地 ,  排出権取引 ,  被験者実験 ,  *二酸化炭素排出権取引制度

分類 (2件)： 住宅問題  (RD03020R) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (8件)：

• Blomquist, G. C. and Whitehead, J. C. 1998. Resource quality information and validity of willingness to pay in contingent valuation. Resource and Energy Economics, 20, 179-196
• Bord, R. J. and O’Connor, R. E. 1997. The gender gap in environmental attitudes: the case of perceived vulnerability to risk. Social Science Quarterly, 78, 830-840
• Davis, Douglas D., and Charles Holt. 1993. Experimental Economics. Princeton, N. J.: Princeton University Press
• Hidano, N., Kato, T., and Aritomi, M. 2005. Benefits of participating in contingent valuation mail surveys and their effects on respondent behavior: a panel analysis. Ecological Economics, 52, 63-80
• Sturm, Bodo. 2008. Market Power in Emissions Trading Markets Ruled by a Multiple Unit Double Auction: Further Experimental Evidence. Environmental and Resource Economics, 40, 467-87

タイトルに関連する用語 (4件)： 集合住宅 ,  排出権取引 ,  制度 ,  設計