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J-GLOBAL ID：200902264549979610   整理番号：09A0413012

疎密度モバイルアドホック網におけるマルチキャスト通信

Multicast in Sparsely Populated Mobile Ad Hoc Networks

著者 (3件)： 木村共孝 (大阪大 大学院工学研究科) ,  滝根哲哉 (大阪大 大学院工学研究科) ,  滝根哲哉 (NICT 九州リサーチセ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 458(IN2008 132-221)  ページ： 279-284  発行年： 2009年02月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 端末の密度が極端に疎なモバイルアドホック網では,従来のアドホック通信網において用いられてきたルーチング方式は機能しない。このような状況下においても通信を可能にする仕組みとして,端末の移動を利用した蓄積運搬転送パラダイムが提唱されている。このパラダイムに基づくルーチング方式では,一般に,メッセージが受信先端末に到達したとき,網内に多数の複製メッセージが残存する。この問題を解決するため,多くの回復手法が提案されている。しかし,これらの回復手法はユニキャスト通信を想定しているためマルチキャスト通信に適していない。そこで,本稿では,マルコフ解析及びシミュレーション実験によりマルチキャスト通信の特性を明らかにする。さらに,この結果を踏まえた上でマルチキャスト通信に適した回復手法を考案し,シミュレーション実験により有効性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *アドホックネットワーク ,  *マルチキャスト ,  密度 ,  経路選定 ,  Markov過程 ,  シミュレーション ,  通信操作
準シソーラス用語： *モバイルアドホック網 ,  疎密度

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (16件)：

• BURLEIGH, S. Delay-tolerant networking : An approach to interplanetary Internet. IEEE Commun. Mag. 2003, 41, 128-136
• FALL, K. A delay-tolerant network architecture for challenged internet. Proc. of ACM SIGCOMM'03. 2003, 27-34
• FARRELL, S. Delay- and Disruption-Tolerant Networking. 2006
• GROENEVELT, R. Stochastic Models for Ad Hoc Networks. Ph.D Thesis, INRIA. 2005
• GROENEVELT, R. The message delay in mobile ad hoc networks. Performance Evaluation. 2005, 62, 210-228

タイトルに関連する用語 (3件)： 密度 ,  モバイルアドホック網 ,  マルチキャスト通信