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J-GLOBAL ID：200902289521182930   整理番号：08A1232440

SVO自動車に関する実証研究(第1報:副室ディーゼルエンジン車の公道走行試験ならびにライフサイクル・インベントリ)

Demonstration Study on Cars with Straight Vegetable Oil systems (Part 1: On-road Tests and Life Cycle Inventories of Cars with Indirect Injection Diesel Engines)

著者 (3件)： 根本泰行 (足利工大 工) ,  CHEN Ming (足利工大 大学院工学研究科) ,  牛山泉 (足利工大)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 34  号： 6  ページ： 73-79  発行年： 2008年11月30日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： SVO(ストレイト・ベジタブル・オイル)装置(加温装置)を装備した副室ディーゼルエンジン車の公道走行試験を行い,性能評価した。供試SVO自動車はSVO/廃食油と軽油の2タンク方式であり,シャーシ・ダイナモにより動力性能試験を行い,位置・高度・速度・加速度に関するデータを車載のGPS装置で計測・記録した。さらに,積上げ法によるライフサイクル・インベトリ分析を行い,廃食油SVO,廃食油バイオディーゼル燃料,軽油の環境負荷を比較した。その結果,次のことが判明した。1)SVO自動車の廃食油使用時のパワー・トルク特性は,軽油使用時とほぼ同等である,2)SVO自動車は高速道路・山岳道路とも,問題なく走行可能である,3)SVOで始動時・停止時の軽油使用量を10%と仮定し,バイオディーゼル燃料製造時副生成物のグリセリンを焼却処理するとした場合,投入/獲得エネルギー比,CO₂排出量/獲得エネルギー比とも,廃食油SVOは廃食油バイオディーゼル燃料より優位である。

シソーラス用語： *ディーゼル自動車 ,  ライフサイクルアセスメント ,  *植物油脂 ,  廃油 ,  ワンボックスカー ,  *走行試験 ,  ディーゼル機関 ,  *環境管理 ,  食用油脂 ,  性能評価 ,  自動車付属装置 ,  生物燃料 ,  軽油 ,  環境影響 ,  エネルギー ,  走行性能 ,  実証実験 ,  動力 ,  バイオディーゼル燃料 ,  二酸化炭素排出量
準シソーラス用語： *LCI ,  *SVO

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  環境問題  (SA01020V) ,  試験方法と試験  (QG02040O)

引用文献 (7件)：

• Worldwatch Institute. Biofuels for Transport. 2006, 258-259
• 森棟隆昭. 廃食用油燃料ディーゼル機関の特性に関する研究 (排気ガス特性). 日本機械学会論文集 (B編). 2000, 66, 641, 294-299
• 田中淳弥. ニート菜種油を燃料としたディーゼルエンジンの研究. 日本エネルギー学会誌. 2007, 86, 5, 332-338
• LCA実務入門編集委員会. LCA実務入門. 1998, 9-12
• 産業環境管理協会. JLCA-LCAデータベース. 2004

タイトルに関連する用語 (9件)： 自動車 ,  実証 ,  研究 ,  副室 ,  ディーゼルエンジン車 ,  公道 ,  走行試験 ,  ライフサイクル ,  インベントリ