特許
J-GLOBAL ID:200903002795074048
細胞の遺伝子変異機能の制御による変異タンパク質の作製方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
平木 祐輔
, 石井 貞次
, 藤田 節
, 須藤 統子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-298072
公開番号(公開出願番号):特開2006-109711
出願日: 2004年10月12日
公開日(公表日): 2006年04月27日
要約:
【課題】 有用な変異タンパク質を産生するクローンを単離して、その有用な変異タンパク質を永続的に産生させるために、変異機能を司るAIDの発現を一時停止させた後、目的クローンの単離を可能とする細胞株を樹立することが、本発明の課題である。【解決手段】 本発明の細胞は、AID遺伝子は互いに逆方向の2つのloxP配列で挟まれており、細胞外からの刺激によりCreリコンビナーゼ(Cre)の発現が誘導されると、AID遺伝子の方向が反転することにより、2つのloxP配列に挟まれた領域の上流に存在するプロモーターに制御されているAID遺伝子の発現が促進(0N)から停止(0FF)またはOFFからONへの変換が可能となる。すなわち、AID遺伝子が該プロモーターに対して順方向に向いている場合はその発現がONの状態が維持されるが、AID遺伝子が該プロモーターに対して逆方向に向いている場合はその発現がOFFの状態が維持される。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
細胞外刺激により外因性Creリコンビナーゼ遺伝子の発現が誘導され、発現されたCreリコンビナーゼにより外因性AID(activation induced cytidine deaminase)遺伝子の向きを反転させることにより、AID発現を誘導することおよび停止させることが可能な脊椎動物細胞であって、以下の特徴:
1)内因性のAID遺伝子が機能的に破壊されており、内因性AID遺伝子発現によるAIDタンパク質は産生されないこと、
2)互いに逆方向の2つのloxP配列で挟まれた外因性のAID遺伝子、および該2つのloxP配列で挟まれた領域の上流側に存在する該動物細胞で機能し得るプロモーターを有し、上記AID遺伝子が該プロモーターに対して順方向に配置されている場合には、該プロモーターによるAID遺伝子の発現が可能であり、上記AID遺伝子が該プロモーターに対して逆方向に配置されている場合には、AID遺伝子の発現は停止すること、および
3)Creリコンビナーゼ遺伝子が、細胞外刺激によりCreリコンビナーゼ活性化が可能な形で導入されており、Creリコンビナーゼ活性化により、上記外因性AID遺伝子を含む2つのloxP配列に挟まれた領域の方向が反転すること、
を有する上記細胞。
IPC (4件):
C12N 5/10
, C12P 21/02
, C12P 21/08
, C12N 15/09
FI (4件):
C12N5/00 B
, C12P21/02 C
, C12P21/08
, C12N15/00 A
Fターム (27件):
4B024AA20
, 4B024BA41
, 4B024CA01
, 4B024DA02
, 4B024EA04
, 4B024FA01
, 4B024FA02
, 4B024FA20
, 4B024GA11
, 4B024GA25
, 4B024HA20
, 4B064AG01
, 4B064AG27
, 4B064CA10
, 4B064CA19
, 4B064CC24
, 4B064DA01
, 4B064DA20
, 4B065AA90X
, 4B065AA90Y
, 4B065AB01
, 4B065AC14
, 4B065BA02
, 4B065CA24
, 4B065CA25
, 4B065CA44
, 4B065CA60
引用特許:
引用文献:
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