特許
J-GLOBAL ID:200903040245134751

ネオジム系酸化物超電導成形体およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-128667
公開番号(公開出願番号):特開平8-325013
出願日: 1995年05月26日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 低磁場領域での磁場捕捉性能が向上したネオジム系酸化物の超電導成形体と、その製造方法とを提供することを目的とする。【構成】 Nd,Ba,Cuを含む酸化物からなる溶融超電導成形体であって、Nd123系酸化物の結晶粒中にNd422系酸化物の微粒子が均一に分散している組織を有する。その製造方法は、(1)Nd123系酸化物の第1粉末とNd422系酸化物の第2粉末との均一な混合粉末を生成する粉末合成工程と、(2)該混粉を、第1粉末は溶融し第2粉末は溶融しない温度で部分溶融したのち、第1粉末の凝固点付近で徐冷することにより、第2粉末の微粒子が第1粉末成分の結晶中に分散した組織をもつ溶融バルク体を生成する熱処理工程と、を有する。Nd123の粗大結晶中にNd422の微粒子が均一に分散した組織により、ピン止め効果が有効に発揮され、低磁場領域での磁場捕捉性能が向上する。
請求項(抜粋):
ネオジム(Nd)、バリウム(Ba)および銅(Cu)の金属元素を含む酸化物からなる超電導成形体であって、各該金属元素の組成比率が略1:2:3であるNd123系酸化物(化学式NdBa2 Cu3 OX で表される物質の略称)の結晶粒中に、各該金属元素の組成比率が略4:2:2であるNd422系酸化物(化学式Nd4 Ba2 Cu2 O10で表される物質の略称)の平均粒径50μm以下の微粒子が、均一に分散している組織を有することを特徴とするネオジム系酸化物超電導成形体。
IPC (5件):
C01G 3/00 ZAA ,  C01G 1/00 ,  C04B 35/45 ZAA ,  H01B 12/00 ZAA ,  H01B 13/00 565
FI (5件):
C01G 3/00 ZAA ,  C01G 1/00 S ,  H01B 12/00 ZAA ,  H01B 13/00 565 D ,  C04B 35/00 ZAA K
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 酸化物超電導体及びその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-021492   出願人:財団法人国際超電導産業技術研究センター, 財団法人鉄道総合技術研究所, 四国電力株式会社, 東ソー株式会社
  • 酸化物超電導体及びその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-333886   出願人:財団法人国際超電導産業技術研究センター, 財団法人鉄道総合技術研究所, 四国電力株式会社, 東ソー株式会社

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